第74回京都府消費生活審議会の議事要旨
1開催日時
令和7年7月18日(金曜日)10時から11時25分まで
2場所
京都経済センター6階6-B会議室
(京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地)
3出席者
委員
坂東俊矢委員(会長)、荻野奈緒委員、加藤進一郎委員、高田敏司委員、谷本圭子委員、永岩慧子委員、角谷みゆき委員、姜美名委員、竹村奈菜委員、西脇智恵子委員、森田雅子委員、森順美委員、木村浩之委員、窪田裕幸委員、西岡誠司委員、本部千賀委員、牧克昌委員、山口靖弘委員、佐藤淳一専門委員
事務局
嶋津文化生活部長、桑谷消費生活安全センター長、稲垣同副センター長ほか関係職員
傍聴者
2名
4内容
(1)会長の選出等について
- 会長の選出、会長職務代理の指名
- 部会別委員の指名
- 部会長の選出、部会長職務代理の指名
(2)報告
5主な意見
- お試し定期購入について、センターに相談すれば解決するというのは安心感がある。ダークパターンなどを利用し、手口が巧妙化しているので、啓発も重要だと思う。
また、こういう法律が必要だというデザインを議論しながら、意見交換していけるようなワーキングができればよい。SNSからリンクしている取引をどう考えるのかは、とても大きな宿題かなと思う。
- 市町村への情報提供の充実の中で、適格消費団体にも同じ具体的な情報を提供されており、被害の拡大防止を図るものと思っており、今後も積極的な情報提供を期待する。
- ホームページの悪質商法、不当表示通報サイトのページに、事例だけでなく、実績の件数なども載せていただきたい。
- 悪質業者に対しては、行政もしくは警察と連携して、問題解決を図っていくとともに、法律のあり方についても、法律家が議論していかないといけない。
- オンラインの中にはいろんな情報があり、何が本当で何が嘘かを見抜くのは、大人でもとても難しく、いかにそれに対応していくかというのは、考えてみる課題の1つかもしれない。
- 消費者安全確保地域協議会を立ち上げるだけではなくて、府の協議会そのものを実質化しようということで、トラブル事例の検討や対応手順の視覚化という新しい施策に注目している。特に対応手順を視覚化するためにつくるフローチャートは、府の協議会だけの利用にとどまらず、府内のいろんな見守りの福祉分野のネットワークなどで、気軽に使える、いつでも参照できるように情報提供のあり方を考えていただきたい。
- 府内市町村のOJT研修について、相談員向けだけではとどまらず、市町村側からの要望を受けて行政職員向けも実施されることは、非常に新鮮で、ぜひ継続してやっていただきたい。
- あっせん会議は、非常にハードルの低い設定をしており、該当する事案があれば、遠慮なく使っていただきたい。
- 消費者問題が複雑化している中、被害者が最初の段階で何がおかしいという力を養うためには、消費者教育は重要であり、相談事例は被害者目線で臨場感ある伝え方が重要であり、身近なボランティア人口の拡大に尽力していただきたい。
- 固定電話の不審電話については、引き続き様々な対応を考えていかなければと思う。