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【終了報告】亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第32回)の開催概要

開催日時

平成29年1月25日(木曜日)午後6時から8時30分

開催場所

メルパルク京都 6階 会議室

出席者

【委員】

村上委員(座長)、岩田委員、竹林委員、竹門委員、辻村委員、平井委員、松井委員、松田委員

【オブザーバー】

前薗オブザーバー、岡崎オブザーバー、鑪オブザーバー

【要綱第5条関係人】

渡辺亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員(京都大学准教授)

阿部亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員

【事務局】

京都府:文化スポーツ部森下部長、稲垣副部長、中島理事、山本課長 ほか

亀岡市:石野副市長、桂まちづくり推進部長、竹村まちづくり推進部事業担当部長、塩尻環境市民部長 ほか

報告

  1. 平成28年度アユモドキ個体数推定調査結果について

議事

  1. 京都スタジアム(仮称)に係る地下水保全のための調査・解析状況及び地下水保全対策(案)について
  2. 京都スタジアム(仮称)整備事業に係る公共事業再評価調書について

意見等

京都スタジアム(仮称)に係る地下水保全のための調査・解析状況及び地下水保全対策(案)について

  • 現況の地下水位再現結果について、解析水位(標高)に対し観測水位が1mの高低内に収まる相関について、精度が低く、アユモドキの越冬が始まる11月の定常状態のみの解析だけでなく、細かいスケールかつ様々なケースでの検討が必要である。
  • スタジアムの平面方向のメッシュ設定が20mとのことであるが、曽我谷川の地形などを表現するには5m程度が必要であり、鉛直方向についても、田んぼの層は粘土層であり、雨水浸透に影響するため、より細かな資料でのモデルの十分な確認が必要である。
  • 地下水は河川水と比べ流速が遅いため、スタジアムの基礎構造による影響の結果については理解できるが、この解析結果が、スタジアム周辺の地下水の状態をしっかり表しているものだというには情報不足である。
  • 桂川への地下水の湧出量が現状で0.71㎥/sであり、スタジアム建設前後で変化はないとされるが、そもそもその量の確認を十分確認する必要がある。
  • スタジアム建設に伴う影響については、今回の結果で理解は十分だが、アユモドキの保全に資するようなモデルの結果も今後出していただければありがたい。そのためには更に細かく透水係数を設定していただきたい。実測の透水係数を検証すればよいと思う。
  • 地下水流動に影響がないとの結論であれば良いが、結論に対して疑義がある場合はしっかり検討すべきであり、関係分野の委員と話をして検討すべき。

京都スタジアム(仮称)整備事業に係る公共事業再評価調書について

  • アユモドキ等への影響と対策における騒音・振動等に対する保全対策について、前回と比べてスタジアムが生息地である曽我谷川に近づいており、騒音への一層の配慮が必要である。また、観客のマナー遵守の対策について表現を削除することなく、前回と同様の対策が必要である。
  • スタジアムの建設に伴い、道路が移設されるが、スタジアムの建設と同様にアユモドキ等への影響に対し配慮が必要である。
  • アユモドキの生息する曽我谷川への排水の直接放流はなくなったが、地下水の水質保全対策として、基本方針Ver.2に記載の天然芝からの農薬流出防止対策等は必要である。
  • 工事中並びに完成後のモニタリングの項目や方法について充分に検討すべきである。
  • 評価調書のp11から14までのスタジアム建設における地下水保全対策について保留することになる。早急に専門家会議の関係者間で影響がないか確認を行うこととする。

資料

(希少種情報を取り扱う資料は非公開としています。)

お問い合わせ

文化生活部文化スポーツ施設課

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