トップページ > 府政情報 > 府政運営・行財政改革 > 組織案内 > 組織で探す(部局別) > 文化生活部 スポーツ振興課 > 【終了報告】亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第4回)の開催概要

ここから本文です。

【終了報告】亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第4回)の開催概要

開催日時

平成25年7月23日(火曜日)午後4時から6時

開催場所

メルパルク京都6階会議室

出席者

【委員】
村上委員(座長)、岩田委員、竹林委員、辻村委員、平井委員、堀野委員、松井委員、松田委員、光田委員

【オブザーバー】
江戸オブザーバー、田井オブザーバー、濱田オブザーバー、横田オブザーバー

【要綱第5条関係人】
石田亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員長
渡辺亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員(京都大学准教授)

【事務局】
京都府:中井文化環境部長、姫野副部長、中島理事、坂本スポーツ振興室長他
亀岡市:湯浅副市長、桂政策推進室担当室長他

議事

  1. 第3回環境保全専門家会議の議事概要(案)について
  2. 動植物調査及び地下水脈調査について
  3. 岡山市内におけるアユモドキ保全対策事例調査(案)について

意見等

動植物調査及び地下水脈調査について

  • 地下水脈の調査だけでなく、アユモドキの生息場における水路の流速、水深、河床の材質などの物理環境の調査も必要である。
  • 水路を流れてくるプランクトンを調査することになっているが、その元となる水田において苗箱に使用されるものを含め農薬の使用状況とプランクトンの発生量の関係について調査が必要である。
  • 発注手続きの関係で今年度は実施できていない4月から5月の動植物調査等について、来年度は実施できるよう予め準備が必要である。今年度は予備調査であり、その結果を基に来年度は本調査を行うこととなる。
  • 亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会と連携し、アユモドキの総合的な保全が図れるように進めることが必要である。
  • ナゴヤダルマガエルへの配慮も重要である。9月は春と同じような気候のときにカエルは鳴くことがあるので調査可能であるが、数がどの程度いるかという密度調査は繁殖期に行わないと意味はない。
  • 地下水位を見る限りは支川に湧水があるとは思えない。ただし、実際に支川に水温が低いところや水がきれいなところが確認されるのであれば、局所的に被圧地下水が上がって湧いていることなども考えられるので、スタジアムによる影響を考えるには、現在の地下水位観測に併せて、支川の水温や電気伝導度等での調査が必要である。
  • スタジアムの建設場所はアユモドキの生息に重要なところから離れる北へずらした方が影響は少ないと思われる。その位置については、地下水脈等の調査結果を見て評価していくことになる。

岡山市内におけるアユモドキ保全対策事例調査(案)について

  • 岡山の人工繁殖場所の状況から、共生ゾーンをつくる際には、かなり熟度の高い内容でトライアンドエラーをしていく必要がある。単に繁殖場所、稚魚の生息場所をつくるのか、それとも産卵場所、稚魚の成育場所プラス成魚の成育場所までつくるのか。また、南ゾーンと東ゾーンの機能を別々にするのかといった基本的、具体的なコンセプトを早く決める必要がある。
  • 岡山の繁殖場所では経年変化で葦がはびこってきたと聞いたが、共生ゾーンについてはメンテナンスの面を十分考慮する必要がある。また、賞田ではアユモドキを小学校で繁殖し、公民館で展示しているが、亀岡でも域外保全の確立が非常に重要である。瀬戸町には遊水池でアユモドキが自然繁殖する場所がありとても参考になる。
  • 岡山でも箇所毎にアユモドキの生態上の場所利用が少し異なっていたが、亀岡と岡山の生態も少し違うため、亀岡のアユモドキの生態に合わせたデザインをどうつくるのかが重要課題である。
  • 岡山の自然産卵場所には水田と水路の間に「溜まり」と呼ばれる遊水池があり、亀岡のアユモドキ保全にとって役立つのではないか。アユモドキの産卵は抽水植物より陸上環境の植物に行われており、管理も含めて岡山の状況を調査する必要がある。
  • オオフサモ、オオカワヂシャは丈が高くなるので、アユモドキの産卵に使われる可能性があるが、特定外来生物であり、本来駆除すべきもので、それに代わる在来植物をきっちりと把握して育つような環境にするというのが基本である。
  • 今の支川流域だけではなく、それ以外の場所で一時水域のようなものをつくり、新しい産卵場所、生息場所の創出を早急に進める必要もある。
  • 岡山の賞田については中長期的には厳しい状況と聞いている。瀬戸町の人工繁殖場所はトライアンドエラーの最中で決して完成形ではないと思っている。
  • 希少種で保全対策を行う場合にどこかを例にするのであれば、そこに元々いた規模とか、亀岡の水や地形の関係をよく見て、水の流れや量から利用できそうだということを事前によく調べておく必要がある。

資料

 

お問い合わせ

文化生活部スポーツ振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4285

spo-shin@pref.kyoto.lg.jp