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今年は、日本の美を代表する「琳派」を語る上で欠かせない、本阿弥光悦が洛北の鷹峯に「光悦村」を拓いてから400年、そして尾形光琳が亡くなってから300年を迎える節目にあたります。「琳派」は、時代をこえて受け継がれ、絵画や書、工芸へとジャンルを繋いで広がり欧米でも人気を博しています。
中でも江戸時代中期の尾形光琳・乾山の活躍は、「琳派」の造形性を最大限に活かし、デザインとしての「琳派」を確立しました。ふくらみのある線と簡略化が特徴のユーモラスなデザインは、現代のデザイナーにも大きな影響を与えています。
今回の資料紹介コーナーでは当所蔵資料の中から、尾形光琳・乾山から広がった「琳派のデザイン」に関する図書を紹介します。
古典籍から画集、展覧会図録まで、琳派デザインのさまざまな造形力をお楽しみください。
期間
平成27年5月14日(木)~7月7日(火)
※6月10日(水)は休館
3階図書閲覧室
『琳派の意匠:雅のルネッサンス』
『光林絵本道知辺』
『光琳派扇面画集』
『光琳百図』
『光琳画譜』
『光琳と乾山』
『乾山: 幽邃と風雅の世界』
ほか多数展示しております。
資料紹介コーナー「琳派のデザイン」関係資料リスト(PDF:582KB)
お問い合わせ
文化生活部文化政策室 京都学・歴彩館
京都市左京区下鴨半木町1-29
電話番号:075-723-4831
ファックス:075-791-9466