トップページ > 防災・防犯・安心・安全 > 危機管理・防災 > 住宅用火災警報器による奏功事例

ここから本文です。

住宅用火災警報器による奏功事例

1.就寝中の居住者が警報音で目覚めた奏功事例

・2階寝室で就寝していた男性(30代)が、1階和室に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、1階居間で蓄熱式電気暖房器の後方から煙が出ているのを発見した。119番通報を行い、家族3人とともに屋外に避難した。

・家族が、ガスこんろの火を消し忘れたまま外出してしまったため、出火したもの。居住者が就寝中、住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、消火しようとしたが失敗し、屋外に避難し、119番通報を行った。その後、警報音に気付いた隣人が駆けつけ、消火器で消火し、ガスの元栓を締めた。

2.出火場所以外の場所にいた居住者が警報音に気付いた奏功事例

・孫が、「台所から「火事です。火事です。」という音が聞こえる。」と祖母に伝え、祖母が台所に行くと魚焼きグリルの排気口から炎が出ているのを発見した。そばに置いてあったエアゾール式簡易消火具で消火し、119番通報を行った。

・居住者が、薪ストーブを使用したまま、買い物に出かけ、約1時間後に帰宅した。駐車場で住宅用火災警報器の警報音に気付き、急いで戻ったところ、薪ストーブの前に置いていた薪に火が燃え移り、部屋が黒い煙で充満しているのを発見した。窓を開け、近隣住民と協力して消火器で消火した。小火で済んだが、あと数秒気づくのが遅れたら全焼していた。

3.高齢者が助かった奏功事例

・妻(80代)が、ガスこんろで鍋に火をかけたまま寝てしまったため、空焚きとなり、発煙したもの。夫が、寝室に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、ガスこんろの火を消し、水道水により鍋を冷却、窓と玄関の扉を開け、排煙した。近隣住民が、煙に気付き、119番通報を行った。

・女性(90代)が、レンジで餅を温めていたところ、時間調整を間違ってしまったため、餅が焦げ、煙が充満したもの。台所に設置していた住宅用火災警報器の警報音に気付き、向かいの住宅に駆込み、119番通報を依頼した。

4.隣人、通行人等が警報音に気付いた奏功事例

・台所の電子レンジ付近から出火したもの。隣人が火元の住宅を訪問したところ、火元の住宅は留守で、住宅内で「ピーピー」という音と共に「ボン」という音が聞こえた。プラスチックが焼けるような匂いがしたため、施錠されていない窓を開けたところ、煙が上がっているのを発見した。119番通報を行った。

・油が入ったフライパンの火をかけたままにし、発煙したもの。アパート住民から大家へ「隣の部屋から警報器のような音が聞こえる。」と連絡があり、大家がマスターキーで鍵を開け、部屋に入ったところ、煙が充満しており、部屋の中で男性が倒れているのを発見した。大家がガスこんろの火を消した。火災には至らなかった。

5.放火、火遊び等における奏功事例

・子供のライターによる火遊びで出火したもの。母親が就寝中、住宅用火災警報器の警報音に気付き、避難しようとしたが、玄関からの避難が困難であったため、ベランダから助けを求めて、近隣住民が119番通報を行った。居住者はベランダからはしご車により救出された。
・放火の疑いにより出火したもの。居住者が就寝中、住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、玄関ドアの新聞受けに挟んであった新聞が燃えているのを発見した。風呂の水を掛け消火した。

6.その他(連動型住宅用火災警報器による奏功事例など)

・居住者が、台所のガスこんろで魚を焼いている最中に、その場を離れてしまったため、発煙したもの。魚焼きグリルから出た大量の煙に連動型住宅用火災警報器が作動して、別の部屋にいた居住者が早期に気付くことができた。火災には至らなかった。

・離れの旧ラーメン屋で火災が発生したもの。居住者が、隣の家の居間に設置していた連動型住宅用火災警報器の警報音に気付き、消火した。

お問い合わせ

危機管理部災害対策課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4477

saigaitaisaku@pref.kyoto.lg.jp