個人情報を聞き出す不審電話(詐欺電話)
警察、総務省、NTTを名乗り、個人情報を聞き出す不審電話が増加し、数千万円の高額被害が発生しています。
「保険証が不正利用されている」「2時間後に電話が使えない」等の不審電話に注意しましょう。
事例
- 自宅の固定電話に総務省を名乗り「これから2時間後に通信できなくなる」という電話がかかってきた。内容を確認してもらうために住所、氏名、生年月日を伝えてしまった。
- 警察を名乗る電話があり「あなたの保険証が不正利用されている。マネーロンダリングの容疑がある」と言われた。詐欺グループでないことを証明するために、仮想通貨を購入するよう画面共有を通じて操作を誘導され、結果的に数千万円を送金してしまった。
- 携帯電話に「+」から始まる番号から電話があり、応答したところ、自動音声ガイダンスで「まもなく送電が止まります」といった内容が流れた。電話の指示に従い、住所、電話番号、職業等個人情報を伝えてしまった。
アドバイス
- 総務省やNTT、警察等の公的機関から電話を停止することに関して、自動音声ガイダンスやSMSを使って連絡することは絶対にありません。
- 非通知や知らない番号からの電話は、出ない、話を聞かない、かけ直さないことがトラブル防止に効果的です。
- 不明な点がある場合は、事業者の本来の連絡先を自分で調べて、問い合わせましょう。
- 詐欺電話の7割以上は国際電話が悪用されています。国際電話の利用は停止しましょう。
- 在宅中でも電話機を常に留守番電話モードにしておき、電話がかかってきても留守電に応答させる「居留守電」を使うことも有効です。
- 不審な自動音声は最後まで聞かずにすぐ切りましょう。個人情報は絶対に伝えないようにしましょう。
- 不安を感じる場合は、消費生活センターや警察に相談しましょう。