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路上での事故を予防する

2008年の1年間で15歳未満の子ども178人が交通事故(路上での事故)で亡くなりました。2日に1人の割合です。5~14歳でみると、不慮の事故死の約半数を交通事故が占めています。

自動車には危険がいっぱい!

どんなに言い聞かせても、子どもは危ない行動や思いがけない行動をします。急にドアを開けたり、窓から乗り出したり・・・。自動車側の対策が必要です。

後部ドアやパワーウインドウ、サンルーフのチャイルドロックは、常にオンにしておきましょう。そして「後部座席でチャイルドシートに着座」が鉄則です。エアバッグは衝突の際、子どもの命取りになることもありますから、助手席に座らせてはいけません。
「6歳未満の子どもはチャイルドシート」、これは道路交通法に定められた義務です(違反は減点1点)。ポイントは、次の4つです。

  1. 子どもの身長・体重に合ったものを使う(年齢はあくまで目安)
  2. 車に正しく装着する
  3. 子どもを正しく着座させる
  4. 常にシートに座らせ、「自分の席」という気持ちにさせる

誤った装着・着座はかえって意見です。
シート購入の際には、車との相性をチェックし、装着方法がわからない場合は、販売店などに尋ねてください。認定チャイルドシート指導員(日本交通安全教育普及協会)も各地で増えています。

子どもを車の中に残さない 

「眠っているから」と子どもを車の中に残したりしていませんか?外気温が20度くらいでも社内の温度は50度くらいまで上がることがJAF(社団法人日本自動車連盟)の実験で分かっています。窓を少し開けておいても効果はなく、熱中症が起こる気温にすぐ達してしまいます。
また、眠っていた子どもが目を覚まし、車内を動き回ったり、保護者を探そうと自分でドアを開けて外に出たりする危険もあります。アメリカなどでは、子どもの置き去りは「ネグレクト(必要な世話を怠ること)」と見なされ、逮捕される場合もあります。駐車場などで車の中に残されている子どもを見たら迷わず通報しましょう。

自転車に乗ったらヘルメット

脳(頭部)はとても大切な臓器ですが、「けがが見えにくい」のも特徴です。子どものときに頭部に受けたけがが感情や行動の問題、学習障害の原因となる例もあるのですが、昔のけがが原因と分からないまま放置されている、あるいは不適切な治療を受けている場合も多いことがアメリカの研究から明らかになっています。

自転車用のヘルメットをかぶることで、頭部のけがや死亡のリスクを下げることができます。
保護者や子どもがどんなに注意して自転車に乗っていても、歩行者や他の自転車、車などが飛び出してくれば、転倒は起こります。「事故はいつ起きても不思議ではない」と考え、ヘルメットを着用しましょう。頭に合ったサイズを選ぶ、落としたりして大きな衝撃を受けたヘルメットは使わない、などがポイントです。
現在、13歳未満の子どものヘルメット着用は、道路交通法で「保護者の努力義務」となっています。

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