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3月25日第716号

1.ネット広告で見た不用品回収10倍以上の料金に
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

ネットで「1.5トントラックに詰め放題3万9800円」という広告を見て、不用品の回収を申し込んだ。作業当日、詰め込み後に事業者から領収書へのサインを求められ、金額を確認すると約65万円だった。不用品を運び出してもらわないと困るので、やむを得ずサインをしたが、作業前に金額について説明は受けておらず、支払いたくない。(70歳代男性)

<ひとこと助言>

  • ネット広告やチラシに記載された料金の通りとは限りません。不用品回収を依頼する際は、事前に複数の事業者から見積もりを取り、料金や具体的な作業内容を比較検討しましょう。
  • 荷物の量や状態によっては、追加料金が発生する場合もありますが、作業開始前に、支払う見込み額を確認することが大切です。
  • 不用品の収集・運搬業は、市町村による「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。担当部署に問い合わせるとよいでしょう。
  • 作業時は家族や周りの人に立ち会ってもらいましょう。
  • クーリング・オフできる場合があります。困ったときは、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen418.html(外部リンク)

<第418号リーフレット版>
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen418.pdf(外部リンク)

2.管理会社の依頼?引っ越し直後の訪問販売
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

引っ越したばかりの新築マンションに「管理会社の依頼で換気扇の説明をする」との訪問があり、そのようなこともあるのかと思い部屋に入ることを了承した。30分以上使用方法を説明された後、換気扇フィルターの購入を勧められ、約1万5千円を支払った。高額だし、よく考えると不審だ。クーリング・オフしたい。(当事者:学生男性)

<ひとこと助言>

  • 引っ越し直後は荷解きや手続きなどで忙しく、新しい生活にも不慣れな時期であり、いつもより冷静に判断できなくなりがちです。
  • 突然訪問を受け「管理会社の依頼で」「周りはみんな契約している」などと言われても、事業者の話だけを信じてすぐに契約しないようにしましょう。事業者の話について少しでも疑問に感じたら、管理会社などに確認しましょう。
  • クーリング・オフができる場合もあります。困ったときは、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
  • 2022年4月から18歳で大人に!一人で契約ができる反面、原則として一方的にやめることはできません。成年になったばかりの若者にどんな消費者トラブルがあるのか知っておくこともトラブル回避に役立ちます。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support180.html(外部リンク)

<第180号リーフレット版>
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/support180.pdf(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp