ここから本文です。

7月8日第724号

1.京都府作成18歳成年応援ブック『18歳で大人になる君たちへ』が消費者教育教材優秀賞を受賞!
~京都府消費生活安全センターからのお知らせ~

京都府が昨年度作成した啓発冊子「18歳成年応援ブック『18歳で大人になる君たちへ』」が、公益財団法人消費者教育支援センターが主催する消費者教育教材優秀賞を受賞しました。この冊子は、18歳になる前に知っておいて欲しい消費者トラブルや相談先をまとめたもので、昨年度、府内の高等学校に配付し、高校3年生のロングホームルーム等で活用いただきました。ホームページにも掲載していますので、御活用ください。

https://www.consumer-education.jp/contest/contest_result_2022.html(外部リンク)

2.被災地域は特に注意!災害後の住宅修理トラブル
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

住宅修理の強引な勧誘

  • 「すぐに直さなければ雨漏りする」と2時間以上、執拗(しつよう)に工事を勧めてきた不安をあおられて結ぶ高額な契約
  • 「今直さないと大変なことになる」と不安をあおられて屋根修理工事を契約した
  • 外壁修理工事を契約した事業者から「今度大きな地震が来ると倒壊する可能性がある」と不安をあおられて解体工事を契約したが、見積金額より高い工事費になった

住宅の杜撰(ずさん)な修理工事

  • 塗装工事の内容が杜撰でやり直しが必要なうえ、工事完了も大幅に遅れている

公的機関からの委託を受けたと称し、点検に来る

  • 県の防災部署から委託されていると電話があり、県に確認すると無関係だった

保険金が使えると勧誘する住宅修理サービス

  • 先月の雪害により雨どいが壊れていると言われ、保険金の申請サポート契約をした
  • 台風で壊れたのであれば自己負担なく修理できると訪問を受けた

<アドバイス>

  • 契約を迫られても、その場では契約せず、複数の事業者で比較検討してください
  • 不安をあおる勧誘を受けた場合は、業者の話だけを信じずに特に注意しましょう
  • 契約する際には、工期や費用を十分確認しましょう「保険を使って自己負担なく修理できる」「申請サポートをする」と勧誘されたら要注意!
  • 請求期限が迫っている等の勧誘をうのみにせず、安易に契約しないようにしましょう
  • 訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合、クーリング・オフができます

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220616_1.html(外部リンク)

<詳細>報告書本文
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20220616_1_lf.pdf(外部リンク)

3.刈払機で事故発生!注意して使用しましょう
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例1>
夫と草刈りをしていたところ、夫が振り返った際、動いたままの刈払機がふくらはぎに当たり受傷した。手術を要し、約2週間の入院となった。(被害者:80歳代女性)

<事例2>

刈払機を使用中に、誤って手を巻き込んだ。左人差し指を切断し、手の甲に切り傷を負い、入院となった。(被害者:60歳代男性)

<ひとこと助言>

  • 刈払機を使用する前は必ず取扱説明書を読み、注意事項を確認してから正しく使用しましょう。
  • 作業するときは長袖、長ズボンの作業服を着て、ヘルメットや保護メガネなどの保護具を身に着けましょう。
  • 刈払機で作業する際は、飛散物や障害物などによって跳ね返った刈刃が当たる恐れがあるので、周囲の人から15メートル以上離れて作業しましょう。
  • 刈刃に巻き付いた草や異物を取り除く際は、必ず刈払機を止めてから行ってください。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen423.html(外部リンク)

<第423号リーフレット版>
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen423.pdf(外部リンク)

4.墓じまい離檀料に関するトラブルに注意
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例1>

自宅から遠く、自分も入るつもりはないので、墓じまいを寺に申し出たところ、300万円ほどの高額な離檀料を要求され困惑している。払えないと言うとローンを組めると言われた。(80歳代女性)

<事例2>

跡継ぎがいないのでお寺に離檀したいと相談したところ、過去帳に8人の名前が載っているので、700万円かかると言われた。不当に高いと思う。(70歳代女性)

<ひとこと助言>

  • 今あるお墓を片付け、寺など墓地の管理者に返還する墓じまいの際に、高額なお布施(檀家をやめるときに寺へのお礼として慣習的に支払う、いわゆる「離檀料」等)を要求されたという相談が寄せられています。
  • 離檀料に明確な基準はなく、金額に納得がいかない場合は、基本的には寺などと話し合うことになります。
  • 墓じまいは勝手にはできず、寺などが発行する「埋葬証明書」などが必要です。家族や親族などを交えるなどして、よく話し合いましょう。
  • 分からないことがあれば、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen424.html(外部リンク)

<第424号リーフレット版>
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen424.pdf(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp