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11月11日第735号

1.京都消費者問題セミナー
「その誘いだいじょうぶ?~18歳、19歳が狙われる!一人で悩まず相談しよう~」

成年年齢が18歳に引き下げられ、何がかわったのでしょうか?親の同意なしに契約はできるようになったけど、大人としての責任が発生します。就職に有利とうたう就活教材やエステ無料体験、友達紹介で儲かる話など甘い罠がいっぱい!実際に学生や先生はどう感じているのか生の声をきいて、いっしょに考えましょう。

【日時】2022年12月3日(土曜日)13時30分~15時30分

【開催方法】オンライン(Zoomウェビナー)

【テーマ】その誘いだいじょうぶ?~18歳、19歳が狙われる!一人で悩まず相談しよう~

【プログラム】

  • 話題提供
    坂東俊矢氏(京都産業大学法学部教授・弁護士・NPO法人消費者支援機構関西常任理事)
  • 報告1.
    消費生活相談の現場から(京都府消費生活相談員より事例報告)
    消費者相談電話ロールプレイング
  • 報告2.
    適格消費者団体から(消費者支援機構関西より報告)
  • パネルディスカッション
    パネラーに大学生や消費生活相談員、適格消費者団体、消費者教育を実施されている高校の先生にご登壇いただき、生の声をきいて、坂東先生のコーディネートにより理解を深めます。

【参加費】無料

【申込方法】

【主催】京都府・NPO法人コンシューマーズ京都・NPO法人消費者支援機構関西(KC's)・京都生活協同組合・京都府生活協同組合連合会・NPO法人京都消費者契約ネットワーク(KCCN)

【問合せ】内閣総理大臣認定適格消費者団体NPO法人京都消費者契約ネットワーク(KCCN)
TEL:075-211-5920(水曜午後1時~5時)
FAX:075-746-5207
E-mail:mail@kccn.jp

<詳細>http://kccn.jp/sinpoziumusemena1.html(外部リンク)

2.ネットバンキングを悪用した還付金詐欺に注意
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

市役所職員を名乗る男性から「健康保険料の払い戻しが約3万円ある」と電話があり、払い戻しをしてもらうことにした。その後、払い戻し先の口座がある金融機関を名乗った電話があり、暗証番号を聞かれた。教えたくなかったが「キャッシュカードや通帳がそちらにあるので大丈夫」と言われ、伝えてしまった。不安になり、その金融機関に確認すると、勝手にインターネットバンキングの申し込みがされていた。(60歳代男性)

<ひとこと助言>

  • 還付金詐欺はこれまでATMで振り込ませる手口が主でしたが、ネットバンキングを悪用した還付金詐欺の相談が寄せられています。役所などの公的機関をかたり「保険料の還付がある」などと電話し、還付金を受け取るためと言って銀行口座の番号や暗証番号などを聞き出し、本人に成り済ましてインターネットバンキングの利用を申し込み、預金を他の口座に不正に送金する手口です。
  • 公的機関や金融機関などが、口座番号や暗証番号などを聞き出すことはありません。絶対に教えず、すぐに電話を切ってください。
  • お金が返ってくるという電話は、詐欺の可能性があります。すぐに最寄りの警察やお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(警察相談専用電話「#9110」、消費者ホットライン「188」)。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen436.html(外部リンク)

<第436号リーフレット版>
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen436.pdf(外部リンク)

3.不用品回収サービスのトラブル
-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!-
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

作業終了後に高額な料金を請求されて支払い、「クーリング・オフはできない」と書かれた書面にサインをさせられた。

引っ越しに伴い不用品を回収してもらうためにインターネットで事業者を探した。「軽トラックパック7,000円、2トントラックパック2万5,000円」との広告を見て事業者に電話し、「広告のパック料金でお願いしたい」と申し込んだ。「実際に行ってみないとどちらのコースになるか分からない」と言われた。一人暮らしで不用品が少ないため、軽トラックパックになるものと考え、また2トントラックパックになったとしても料金は2万5,000円以上にならないと思っていた。ところが当日男性作業員3名が2トントラックで来訪し、不用品の積み込みが終わると、料金は25万円だと言われた。不動産業者の立ち合いの予定があり、早く部屋を出なければならないと焦っていたので、その場で親に電話をして送金してもらい支払った。その際、「クーリング・オフはで
きない」と記載された書面にサインをした。クーリング・オフできないのか。

<トラブルに遭わないためのポイント>

(1)不用品の処分は、お住まいの市区町村が提供する窓口に余裕を持って依頼しましょう。

(2)市区町村以外に不用品の処分を依頼する場合は、一般廃棄物処理業者に依頼しましょう。
一般廃棄物処理業の無許可業者は「定額パック××円」「トラック詰め放題△△円~」などと安価な料金を広告していますが、基本料金の他に人件費や廃棄費用等、様々な名目で追加料金が発生し、高額な料金を請求されてトラブルになっています。

(3)事前の見積もりとは異なる高額な料金を請求された場合は、支払いを断りましょう。

(4)トラブルになったときは「188」に相談しましょう。

消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20221102_1.html(外部リンク)

<啓発資料>不用品回収サービスのトラブル
-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!-
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20221102_1_lf.pdf(外部リンク)

<報告書本文>
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20221102_1.pdf(外部リンク)

4.転落に注意!-窓やベランダ周りを今一度確認を!
~消費者庁からのお知らせ~

9歳以下の子どもが建物の窓やベランダなどから転落して亡くなる事故は、令和2年までの5年間に21件発生しています。また、東京消防庁のまとめでは、月別の救急搬送人員は、5月に次いで10月に多く発生しています。過ごしやすい季節、窓を大きく開けて、室内に風を通したいところですが、小さな子どもがいる空間では注意が必要です。転落事故は落ち始めて地面に着くまであっという間です。見守りは大切ですが、事故が起きないように事前の対策をしておくことが重要です。

<窓やベランダ周辺の環境づくり>

  • 子どもが勝手に窓を開けたり、ベランダに出たりしないように、手の届かない位置に補助鍵を付ける。
  • 窓やベランダの手すり付近に、足がかりになるような物を置かない。
    ・窓の近くにソファなどの家具、ベランダの手すり付近にプランターなどを置かない。
    ・ベランダに椅子やテーブルなどを手すりから離して置いていても、子どもが移動させて足がかりにすることも考えられるため、使用後には室内に取り込むなど、置きっぱなしにしない。
    ・エアコンの室外機の設置場所を見直す場合は、手すりから60cm以上離すか、上からつるす。
  • 窓、網戸、ベランダの手すり等に不具合がないか定期的に確認

<子どもの見守り・子どもの教育>

  • 小さな子どもだけを家に残して外出しない。
  • 窓を開けた部屋やベランダでは小さな子どもだけで遊ばせない。
  • 窓枠や出窓に座って遊んだり、窓や網戸に寄りかかったりさせない。

<詳細>

「子ども安全メールfrom消費者庁」2022年度
Vol.608転落に注意!-窓やベランダ周りを今一度確認を!
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20221107/(外部リンク)

消費者庁子どもを事故から守る!(Twitterアカウント)
https://twitter.com/caa_kodomo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp