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2月3日第742号

1.ファイル共有ソフトを使っていたら著作権を侵害した!?
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

プロバイダ事業者から個人情報の開示について同意を尋ねる通知がきた。内容は、自分がファイル共有ソフトを用いて業者が制作した動画を不特定多数に閲覧可能な状態にして著作権を侵害したというもの。すでに自分のIPアドレスは特定されている。無料の動画サイトをいくつか見た記憶はあるが、ファイル共有ソフトのことは知らない。(60歳代)

<ひとこと助言>

  • ファイル共有ソフトをインストールし、ソフトを通じてインターネット上で映像等のコンテンツをダウンロードすると、同時にアップロードもされて不特定多数のソフトユーザーに共有されることがあります。著作権者等に許可なく動画や音楽などのデータをやり取りしてしまうと、著作権侵害にあたるおそれがあります。正規の配信サイトを利用しましょう。
  • 自分には心当たりがないにもかかわらず、事例のように発信者情報開示に係る通知等が届いた場合、家族や同居人などにも確認しましょう。パソコン等の端末を共有している他の人がファイル共有ソフトを使っている可能性もあります。
  • 困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen441.html(外部リンク)

<第441号リーフレット版>
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen441.pdf(外部リンク)

2.スライサーで指先にけがをする事故が多発!
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

調理中にけがをした事例

  • 思いのほか食材が切れる速度が速かったため指を受傷した。
  • 力を入れたら手が滑ってスライサーの刃の部分で指を強く擦った。
  • 素手で玉ねぎをにぎって調理したところ、スライサーで中指を受傷した。
  • 人参を持っていた親指がすべり、指先が斜めに5ミリほどそがれてしまった。

調理中以外にけがをした事例

  • 引き出しのスライサーを触り、右手の中指を切った。
  • スライサーの洗浄中に誤って指を切った。

<消費者へのアドバイス>

  • スライサーには刃物が付属しているため、不注意や使用方法を誤れば思わぬけがにつながる危険性があります。調理する際は取扱説明書をよく読み、十分に注意しましょう。
  • 調理中以外でもスライサーでけがをする危険性があります。手入れや保管をする際には十分に注意しましょう。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230118_1.html(外部リンク)

<啓発資料>スライサーで指先にけがをする事故が多発!
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20230118_1_lf.pdf(外部リンク)

<報告書本文>
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20230118_1.pdf(外部リンク)

3.節分は窒息・誤嚥に注意!硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!
~消費者庁からの注意喚起~

2月3日は節分です。節分の豆まきで用いられることの多い煎り大豆など、硬い豆やナッツ類は、子どもにとっては窒息や誤嚥のリスクがあることをご存知でしょうか。消費者庁・国民生活センターには、豆やナッツ類での窒息や誤嚥(ごえん)(食べ物又は異物が気管に入ること)による事故の情報が医療機関より寄せられています。

<事例>

  • 乾燥豆3個を食べた時にせき込み、5分後にかみ砕いた豆とともに血を吐き出した。病院を受診し、検査では明らかな症状と所見は認められず、誤嚥の疑いと診断された。(2歳)
  • 上の子が食べていた枝豆を欲しがり、5~6粒を頬張ったところ、激しくせき込み始めたため救急受診した。気管支異物の存在を疑いCT撮影したところ、左気管支に異物を認めた。集中治療室にて全身麻酔下で枝豆1月2日粒を除去した。約1週間後に退院となった。(1歳)
  • ピーナッツ味噌を4~5粒食べ接種後むせこみゼイゼイ音がしていた。緊急気管支鏡下気道異物除去術を行い5日間入院。(4歳)
  • アーモンドを子どもに食べさせていた。口内に残したまま歩行中、もっと欲しがって泣いたところ、むせて咳き込んだ。その後もゼイゼイした感じがあり受診した。右気管支異物により入院6日間。(2歳)

<消費者へのアドバイス>

  • 硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないでください。
  • 節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、5歳以下の子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。
  • 兄姉がいる家庭では、兄姉が豆やナッツ類を食べている際、5歳以下の子どもが欲しがっても与えないようにしましょう。
  • 食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。泣いている時に食べ物を与えるのもやめましょう。

もしもの時の「応急手当方法」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_002/contests_007.html(外部リンク)

<詳細>消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20230124/(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp