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12月22日第766号

1.消費者問題に関する2023年の10大項目
~国民生活センターからのお知らせ~

国民生活センターでは、毎年、消費者問題として社会的注目を集めたものや消費生活相談の特徴的なものなどから、その年の「消費者問題に関する10大項目」を選定し、公表しています。2023年は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に変更され、消費活動が活発化したことの影響のほか、成年年齢引下げから1年経過後の相談状況、自転車ヘルメット着用の努力義務化などに注目が集まりました。

<2023年の10大項目>

  • 新型コロナウイルス感染症が5類感染症に旅行予約やチケット転売のトラブルが増加
  • 18歳・19歳の契約トラブル「美」と「金」がキーワードに改正消費者契約法、改正特定商取引法が施行
  • ステルスマーケティング規制始まる
  • ビッグモーター社の不正問題中古車販売業界や損害保険業界のコンプライアンスに課題
  • 旧統一教会をめぐる問題国が解散命令を請求
  • 訪問購入のトラブルが増加8割近くが高齢者
  • 自転車のヘルメット着用年齢を問わずすべての人の努力義務に
  • 子どもの誤飲事故防止のための玩具の新たな規制
  • 消費生活相談デジタル化・体制の再構築

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20231213_2.html(外部リンク)

<報告書本文>
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20231213_2.pdf(外部リンク)

2.SNS上の広告を見て購入した海外製のクリームで重篤な皮膚障害が発生!-ほくろ等が取れるという「点痣膏」をお持ちの方は使用を中止してください-
~国民生活センターからのお知らせ~

<事例>
顔面のほくろに塗って20分ほど放置すると腫れて皮膚の色が変わったとのことで、化学熱傷が疑われた

SNS上の動画広告で知った、いぼ、ほくろ取りクリームを通信販売で購入したところ、「点痣膏」(中国語読みで「ディエンジーガオ」)という輸入品が届いたとのことであった。そのクリームを前額部のほくろ5カ所に、使用説明動画の指示が20秒のところ、20分くらいつけていたところ、赤く腫れ、皮膚の色が変わってきたとのことであった。初診は受傷翌日で、額に皮膚壊死を伴う円形の皮膚潰瘍2カ所と、発赤を伴う痂皮(かさぶた)付着局面が3カ所みられ、化学熱傷を疑う症状であった。初診時から1カ月経過した時点で、皮膚潰瘍の2カ所はやや収縮したものの治癒には至っていない。クリームは強いアルカリ性を示すものだった。(事故発生年月:2023年5月、70歳代、女性)

<消費者へのアドバイス>

  • ほくろ、いぼ、しみ等が取れるという、「点痣膏」を使用すると、重篤な皮膚障害等を起こすおそれがあります。お持ちの方は使用を中止してください。
  • SNS上の広告や通信販売サイトの内容をしっかり確認して、少しでも不安や不明な点がある場合は購入や使用を控えましょう。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20231213_1.html(外部リンク)

<報告書本文>
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20231213_1.pdf(外部リンク)

百貨店からの電話で「あなたのカードを不正利用している人がいます。」は詐欺!!
~京都府南警察署からのお知らせ~

南区内の高齢者宅に、百貨店従業員を名乗って、「あなたのクレジットカードが使われました」「確認のため、あなたの住所、氏名、電話番号を教えてください。」などと詐欺の電話がありました。高齢者が「カードは持っていない。」と言い、電話を切ったため、被害に遭いませんでした。同様の電話が南区内の高齢者宅に多数かかっています!

<被害にあわないために>

  • 電話は一度切って、家族に相談する!

役所や金融機関の職員を名乗る電話であっても、一度電話を切って、家族や身近な人、警察に相談してください。対策をすれば、詐欺の被害は防ぐことができます。ご家族を守るために、話し合ってください。

  • 防犯機能付き電話機を活用する!

着信音が鳴る前に、相手に「通話を録音する」内容の警告メッセージを流す機能があります。犯人は録音されることを嫌う傾向があるので、被害防止に効果が期待できます。

  • 番号表示サービス・留守番電話機能を利用する!

番号表示サービスや留守番電話機能を活用して、電話に出る前に相手(または相手の電話番号)を確認するようにしましょう。非通知や知らない番号には出ないでください。

  • キャッシュカードの利用限度額を見直す!

キャッシュカードで引き出せる現金の金額を日常生活に必要な額に引き下げておけば、万が一の時、現金被害を小さくでき、安心です。手続きは、ATM機で簡単にできます。

<詳細>京都府警京(みやこ)すぐメール
https://plus.sugumail.com/usr/kyotopolice/doc/504457(外部リンク)

<連絡先メールアドレス>
kpp-seiankikaku@pref.kyoto.lg.jp

<お問い合わせ先>
京都府警察本部生活安全企画課075-451-9111(内線3412・3413)
業務時間9時00分~17時45分(土日祝を除く)

4.国際電話番号による詐欺の電話に注意!
~京都府南警察署からのお知らせ~

南区にお住まいの方の携帯電話に、国際電話番号で「携帯電話料金が未納になっている」と携帯電話会社の従業員を名乗る者から電話がありました。相手から「また、連絡する」と言われて一度電話が切れた後、連絡がないことから、110番通報したところ、詐欺の電話だと判明し、被害に遭いませんでした。

<被害にあわないために>

  • 不審な電話は、すぐに切る!

官公署や金融機関の職員を名乗る電話であっても、不審な点があれば、何も
言わず電話を切ってください。

  • 日頃から家族と連絡を取るようにする!

不審な電話は、一人で対応せず、家族や警察に相談しましょう!

  • +(プラス)から始まる電話には出ない!

国際電話番号による特殊詐欺の電話が増えています。+1や+44など、+から
始まる電話番号に出ない、かけ直さないようにしましょう!!

  • 海外の電話が不要な方は、国際電話番号への発信や着信を無償で休止できます!

お申込み・お問い合わせはこちら
【国際電話不取扱受付センター】電話番号0120-210-364

<詳細>京都府警京(みやこ)すぐメール
https://plus.sugumail.com/usr/kyotopolice/doc/508405(外部リンク)

<連絡先メールアドレス>
kpp-seiankikaku@pref.kyoto.lg.jp

<お問い合わせ先>
京都府警察本部生活安全企画課075-451-9111(内線3412・3413)
業務時間9時00分~17時45分(土日祝を除く)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp