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平成30年12月4日放送「インターネット使用中に突然表示される偽セキュリティ警告画面にご注意!」について

☆NHK
今日は、「インターネット使用中に突然表示される偽セキュリティ警告画面にご注意!」について、お話しいただきます。
パソコンにセキュリティ画面が表示されることはありますが、偽のセキュリティ警告画面とは、どのようなものでしょうか?

★相談員
インターネットを使用中に突然「ウイルスに感染している」等の警告画面が表示され、不安になり慌ててセキュリティソフトやサポートを契約してしまったところ、実際には偽の警告画面で不要な契約だったという相談が多く寄せられています。
例えば、パソコンでインターネットを使用していたところ、突然「ウイルスに感染した」と警告画面が表示された。大手セキュリティソフト会社のロゴと思わせる表示もあり記載の電話番号に電話したところ、遠隔操作ソフトのインストールを指示された。さらにクレジットカード情報の入力を求められ、不安に思いためらっていると、「今すぐ対処しないと危険」と言われ、入力した。約1時間の操作後、「3年間のサポート契約を含め10万円」と言われた、などと言う事例がありました。

☆NHK
このようなトラブルは増えているのでしょうか?

★相談員
2016年に急増してから、一旦相談件数は減りましたが、再び増加傾向にありますので注意が必要です。

☆NHK
具体的にはどのような警告画面になるのでしょうか?

★相談員
ウェブサイトの閲覧中に突然「お使いのコンピューターはウイルスに感染しています」「Windowsのシステムが破損します」「○個のシステムの問題が見つかりました」「○秒以内に対応しないとデータが完全削除される」等のポップアップやサイトの警告画面が表示されることから始まります。

☆NHK
そんな画面が現れたら、ウイルス感染したのではないかと、驚いてしまいますが。実際に感染しているのですか?

★相談員
これらのセキュリティ警告では、いずれも実際の感染はなく、ポップアップメッセージ等を偽の警告画面として繰り返し表示させているに過ぎないことがわかっています。ただ、画面に実在の企業のロゴが無断使用されているものもあり、誰でも騙されてしまう可能性があります。

☆NHK
巧妙なんですね、実在の企業ロゴが使われていたりすると誰でも信用してしまいます。被害に遭わないためには、どのように注意すればよいのでしょうか。

★相談員
はい、まずは、おちついて対応しましょう。警告画面が表示されても、鵜呑みにせず慌てて連絡や契約をしないよう、注意が必要です。
自分が普段から利用しているセキュリティソフトによる警告ではない場合、特にインターネット利用中にブラウザ画面上に表示される警告は偽の可能性が高いです。偽の画面は閉じてしまえば問題は解消されます。画面が消せない場合は、ブラウザを強制終了するかパソコンを再起動してください。
万一、セキュリティソフトをダウンロードしたり、支払ってしまった場合は、早めに消費生活センターにご相談ください。

☆NHK
不安に思った場合やトラブルになった場合は、早めの相談が大切ですね。

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