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カネミ油症は、昭和43年にカネミ倉庫社が製造したライスオイル(米ぬか油)中に、製造工程において熱媒体として用いられたポリ塩化ビフェニル(PCB)等が混入し、これを摂取したことによって起こった大規模食中毒事件です。
症状は、吹出物、色素沈着、目やになどの皮膚症状のほか、全身倦怠感、しびれ感、食欲不振など多様です。こうした症状が改善するには長い時間がかかり現在も症状が続いている方々がいます。
平成24年9月5日に「カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律」が施行され、これに伴い患者の診断基準が見直されました。
以下3つの条件全てに当てはまる場合、油症患者とみなされます。
油症患者と認定された方に、平成25年度から毎年「健康実態調査」を実施しています。
この調査は油症患者の皆様の生活状況、病状、治療内容等について把握し、カネミ油症に関する調査研究を更に推進することを目的とし、お住まいの都道府県で実施することとなっています。
全国油症治療研究班により、油症認定患者、未認定患者の方々を対象に、毎年油症検診が実施されています。
令和6年度の検診については以下からご確認ください。
(参考)厚生労働省「カネミ油症について【患者の方向けの情報】」(外部リンク)
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