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カンピロバクターによる食中毒は、細菌性食中毒の中で最も発生数が多く、今年5月にも屋外で飲食店が食肉を調理し提供するイベントで加熱不十分な鶏肉を提供し、500名を超える患者が発生した事案がありました。
この菌は鶏や牛などの腸管内に存在しており、肉やレバーを汚染していることがあります。
また、ごく少量でも食中毒を発症するため、「新鮮なものを低温管理しているから安全」とは限りません。
夏はバーベキューや焼き肉等を楽しむ機会が増えますが、カンピロバクターをはじめ食肉由来の食中毒を防止するため、
以下の「食中毒予防3原則」を守って気をつけて美味しく安全にお肉を食べるようにしましょう。
食中毒菌を
「つけない」
調理や食事の前、生のお肉を触った後は石けんでしっかり手を洗う
生のお肉を扱う箸と、食べるための箸は使い分ける(トング等を用意)
「増やさない」
お肉など冷蔵、冷凍が必要な食材の買い物は最後にして帰宅後はすぐに冷蔵庫に入れる
調理した食品は室温放置せず早く食べる
「やっつける」
お肉や魚は中心部が白くなるまで十分に加熱して食べる
(特にバーベキューは火力の調整が難しく、生焼けになりやすいので注意しましょう)
発生件数 | 患者数 | |
平成27年 | 318件 | 2,089名 |
平成26年 | 306件 | 1,893名 |
平成25年 | 227件 | 1,551名 |
平成24年 | 266件 | 1,834名 |
平成23年 | 336件 | 2,341名 |
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