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食品とくすりの食べ合わせ

アルコール

 アルコール類と薬との飲み合わせによって、好ましくない副作用や相互作用が現れることがあるので注意しましょう。

(1) 一緒に服用すると中毒を起こす恐れがあるもの

  • アルコール中毒治療薬の抗酒剤(ジスルフィラム)
  • 酒量抑制剤(シアナミド)
  • 糖尿病を治療する血糖降下薬(クロルプロパミド)
  • 白せん治療薬(グリセオフルビン)など

(2) 薬の副作用が増強される恐れがあるもの

  • 解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)

(3) 薬の効果が弱くなる恐れがあるもの

  • 糖尿病治療の血糖降下薬(トルブタミド)
  • 抗てんかん薬(フェニトン)

(4) 一緒に服用すると、薬が効きすぎて危険な状態になる恐れがあるもの

  • 精神安定薬(クロルプロマジン、ジアゼパム、ハロペリドール)
  • 催眠薬(バルビタール、フェノバルビタール)
  • 血栓治療の抗凝血薬(ワーファリン)
  • うつ病や遺尿症治療の抗うつ薬(塩酸イミプラミン)

カフェイン飲料

 コーヒーや紅茶、緑茶、また各種ドリンク剤にはカフェインが多く含まれています。神経を興奮させたり、心臓や気管支に影響を与えたりするなど、様々な薬理作用が知られています。

(1) 薬の効果を弱める恐れのあるもの

  • 催眠剤、トランキライザー

(2) 消化吸収の時間を変化させる恐れがあるもの

  • 解熱鎮痛剤(アスピリンをコーラと一緒に摂取すると消化吸収が遅れます)

(3) イライラや不眠を増やす恐れがあるもの

  • ぜん息薬のテオフィリン

(4) カフェインの副作用が増強される恐れがあるもの

  • 胃薬のH2ブロッカー

(5) 薬の作用を弱める恐れがあるもの

  • 痛風の薬

(6) 薬の効き目を弱めることが多いもの

  • 市販の咳止め薬、かぜ薬

タバコ

 気管支ぜん息や慢性の閉鎖性気道疾患の治療などに使われているテオフィリンをタバコ(煙)とともに摂取すると、体内での代謝や分解が促進され、血液中の濃度が低下して薬の効果が弱くなります。また、抗狭心症薬の効果を妨げるとの報告も寄せられています。

その他

 「グレープフルーツジュース」や「牛乳・乳製品」、また「納豆」や「緑黄色野菜」などにも、薬の効果を弱めたり、反対に効きすぎたりする相互作用があるので注意するようにしましょう。

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