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京都府指定管理者等選定審査会(文化スポーツ部会)議事要旨について

1,開催日時

令和3年11月26日(金曜日)午前9時から正午まで

2,場所

京都府庁旧本館2階 文化スポーツ部会議室

3,出席者

選定審査会委員(五十音順)
瀧田 輝己(公認会計士 同志社大学 名誉教授)
波多野 進(京都学園大学 名誉教授)
水谷 智子(株式会社アイエヌジーリンク 代表取締役)
藤本 英子(京都市立芸術大学教授)

渡部 隆夫(元国民文化祭実行委員会副会長・企画運営委員長)

【事務局】
京都府関係職員

4,議題

指定管理者等の応募申請の審査、候補団体の選定について
(対象施設:京都府立陶板名画の庭、京都府京都文化博物館、京都府長岡京記念文化会館、京都府中丹文化会館、京都府丹後文化会館)

5,議事概要

(1)申請団体からのヒアリング

全申請団体に対してヒアリング及び質疑を実施
→応募団体から提案内容を説明

(2)委員からの意見・質疑

<京都府立陶板名画の庭>

  • (意見)文化的価値の高い施設であり、より活性化していく必要がある。北山には京都府立京都学・歴彩館など、様々な施設があるが、総合的な価値や相乗効果が出ていない。
    各施設同士の横のつながりを深め、どのように活性化していくか具体的な計画を検討されたい。
  • (質疑)水を利用した施設で陶板を素材とした美術作品を展示されているため、維持管理は苦労されていることと思うが、日々の清掃や水質など、周辺整理等のチェックできているか。
    →水温が2~3度上昇すると、藻や悪臭が発生する。陶板画自体もほこり等が付着すると見えづらくなる。施設の老朽化も進行しており、清掃・点検には一層力を入れて行っている。

    <京都府京都文化博物館>
  • (質疑)SNS等を活用した情報発信について主にどういった層へのアプローチを検討しているか。現在取り組んでいる情報発信についてはどう評価するか。
    →博物館の展示品の中には写真撮影や画像公開などができないものが多く、展覧会で気軽にSNSで投稿するのは困難な状況であるが、若い世代の利用者獲得のため、SNSでの投稿が可能な展覧会の企画やフィルムシアターでの映画イベントをSNSで試験的に発信する取組などを実施している。
    まだ検証を行うまでには至っていないが、継続的に行い効果的に打ち出していきたい。
  • (意見)博物館の出入口は高倉通のほか三条通にある。特に三条通は人通りも多く、賑わっているため、この人の流れを取り込めるような戦略が必要である。
    飲食店をはじめとした「ろうじ店舗」については、食を通じた京都文化を紹介する場として、店舗などとも連携した取組みが求められる。産学連携なども積極的に行い、引き続き総合的に京都の文化を様々な観点から紹介されるような運営を続けていただきたい。

    <長岡京記念文化会館>
  • (質疑)オンライン配信設備等の強化についてはどう考えているか。
    →本文化会館はプロよりアマチュアの公演での施設使用が主となっており、オンライン配信より記録としてデータ保存されることが多い。オンライン配信については今後、利用者からの要望などに応じて対応してまいりたい。
  • (質疑)コロナ禍において会館の立場としても苦労されていると思うが、今後どのように対応されるかをお伺いしたい。
    →感染拡大防止のガイドラインを遵守しながら、お客様の安全を第一に会館を運営して参りたい。また、府の緊急事態宣言等の意向を踏まえながら、公演可能なイベントは開催していきたい。コロナ対策の知見も積み上げられてきたことから、これまでの経験も活かしながら引き続き感染拡大防止に配慮しながら取り組みたいと考えている。

    <京都府中丹文化会館>
  • (質疑)友の会会員の登録は好調なので、メールマガジンも多くのユーザー登録を獲得できる方策を検討されたい。
    →本施設では高齢者をターゲットに映画上映やイベント公演を実施しているため、イベントの帰りにでも簡単に登録でき、特典も多い友の会が好評である。メールマガジンも魅力的な仕掛けを検討し、ユーザー登録を増やす取組を実施していきたい。
  • (意見)中丹圏への若い世代の移住者等に焦点をあて、事業・広報等を工夫することにより、施設利用者を増やすことも可能と考える。

    <京都府丹後文化会館>
  • (質疑)ホールの稼働の少ない時期などは、使用料を意図的に下げるなど利用しやすい工夫が必要と考えるがいかがか。
    →現行の使用規定では、意図的に使用料を下げる方法がないことから、このような方法も含め、利用促進について理事会や企画委員などとも検討してまいりたい。
  • (質疑)収支計画を見ると公費負担の割合が大きく、現状と変化が見られない。経営感覚をもった会館運営が必要と考えるがいかがか。
    →当館の管理運営経費については、立地市である京丹後市からの運営費補助と施設利用料から構成されている。文化によるまちづくりを京丹後市では積極的に推進していることから、市とも意見交換を行いながら適切な運営について進めてまいりたい。

    (3)申請団体の申請内容の審査
    各委員による適否の審査
    (4)指定管理者等候補団体の選定
    審査の結果、
    京都府立陶板名画の庭については、「北山街協同組合」を指定管理者候補団体に審査会として選定
    京都府京都文化博物館については、「公益財団法人京都文化財団」を、京都府長岡京記念文化会館については、「公益財団法人京都府長岡京記念文化事業団」を、京都府中丹文化会館については、「公益財団法人京都府中丹文化事業団」を、京都府丹後文化会館については、「公益財団法人京都府丹後文化事業団」を施設活用候補団体に審査会として選定

 

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