丹後広域振興局

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資源管理と品質を第一にした漁業

 

現代の漁業のスタイルとして、単に量を多く獲るのではなく
生態学的条件を十分考えながら、獲ることが重要です。
いわゆる資源管理型漁業といわれるものです。
宮津湾はかつて漁獲量が多く豊かな海でした。
それだけに戦後は食糧難だったこともあり、とにかく量を獲る漁業をしていました。
しかし現代では、漁獲量が昔にくらべ激減しました。
これまでの「量」を意識した、漁業では資源が失われる可能性があります。
宮津のえび、たこ、いか、魚、海藻などの豊富な資源を残し、未来につなげる漁業が今後求められる形だと考えます。
また、誰がどのような思いでとり貝作ったのかが分かる、生産者の「顔が見える」販売も大切です。
100本漁獲することがステータスではなくて、どのようなプロセス(時期、サイズ、個体差等)があるかを提供する際に伝えていく。
魚ひとつ一つに付加価値がつき、消費者に食材ができる背景(ストーリー)を想像しながら、楽しく食べてもらえると思います。
漁獲量を抑え資源を残し、未来の漁業を守っていく。
そして、生産者の「顔が見える」販売によって、消費者へ本当の美味しさを届ける
これこそが、今後求められる漁業のスタイルだと思います。

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丹後広域振興局農林商工部 農商工連携・推進課

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