丹後広域振興局

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アドプト制度の活用

地元と協働で防潮護岸施設の維持管理 

 京丹後市丹後町間人に位置する後ヶ浜海岸防潮護岸が、平成19年1月の冬季風浪により被災したことを受け、施設災害復旧事業を実施し、平成21年6月25日に完成しました。後ヶ浜海岸は以前の姿を取り戻し、名勝「立岩」の美しい景色が広がっています。
 防潮護岸の前面には、毎年冬季に必ず押し寄せる風浪の力を軽減させるため、消波ブロック約1,500個を設置しており、大きな波浪が海岸に押し寄せる季節を迎えても、護岸とともに背後の海岸林や民家等を守る役割をしっかりと果たしています。                     

     防潮護岸被災写真    防潮護岸施設完成写真     

          平成19年1月被災状況                   平成21年6月26日完成


事業の概要

 事業名:平成19~20年度平成19年発生林地荒廃防止施設災害復旧事業
 工期:平成19年12月14日~平成21年6月26日
 内容:防潮護岸工 復旧延長 316.86メートル  消波工 一式

 上記の工事が完成してから、京都府が施設の維持管理・点検を行っていましたが、アドプト制度を活用して地域の住民の方々と協働し、施設の維持管理・点検協定を締結することとなり、平成22年1月21日に峰山総合庁舎において調印式を行いました。

  調印式(丹後広域振興局長と丹後町間人谷区長)    調印式(集合写真)


アドプト制度とは?

 アドプトとは、養子縁組などで使われる養子のことをさします。
アドプト制度は、公共施設の一部に区域、また空間を養子とみなし、住民の方々などの団体に里親となっていただき、公共施設の一部を責任を持って保守管理していただく制度です。

 現在、主に道路や河川において採用されており、住民の方々による環境美化活動が行われています。

 

  地元の間人谷区の方々に里親になっていただき、施工した施設を養子に出して、定期的な点検・報告などの管理をお願いしています。管理に必要な作業用品等は京都府が提供しています。
 京都府と地元が協働で施設の管理を行うことで、防災意識の向上にもつながっています。
 
 農林関係での適用は京都府下で初めてであり、今後他の治山・林道施設(生活環境保全林や林道施設等)への展開を検討しています。

         アドプト測量      アドプト清掃風景                            
                  地域住民の皆さんによる施設の点検や清掃活動の様子 

お問い合わせ

丹後広域振興局農林商工部 森づくり振興課

京丹後市峰山町丹波855

ファックス:0772-62-4333

tanshin-no-mori@pref.kyoto.lg.jp