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健康だより

健康だより第46号(平成28年2月20日発行):発行者 きょうと健康長寿推進丹後地域府民会議事務局

目次
1 ロコモと生活習慣病を予防して健康寿命をのばそう!
2 健康づくりの取り組み紹介
3 働き盛りの皆さん、最近体重が増えていませんか?
4 うららか日記

1ロコモと生活習慣病を予防して健康寿命をのばそう!

京都府では平成31年までに健康寿命を1歳のばすという目標を設定し、各市町村と一緒に、健康づくりの取り組みを推進しています。京都府の健康寿命は男性70.4歳(全国26位)、女性73.5歳(全国28位)と全国中位にあります(平成22年)。平均寿命との差による介護を要する期間は、男性約10年、女性約13年と長期にわたっています。丹後地域の高齢化率は31.7%で、全国平均を上回っています(平成22年)。一方、百歳以上の高齢者(百寿者)が多い長寿地域です。加齢と共に筋肉の量は減少し、筋力は低下します。運動習慣を取り入れ、しっかり栄養をとってロコモを予防しましょう。また、健診結果から、高血圧、脂質異常、高血糖の有所見者が多い傾向にあります。塩分を控え、野菜たっぷり1日350gの食事を心がけましょう。食塩摂取量の1日目標量は、「健康な成人」男性8g未満、女性7g未満、「高血圧治療者」6g以下です。

2健康づくりの取り組み紹介

きょうと健康長寿推進丹後地域府民会議では、健康長寿な地域をめざして、様々な取り組みを行っています。家庭や地域での活動の参考にしてください。

雑巾がけで足腰を鍛える(宮津市養老保育所)

基礎体力と身体のバランスを高めるため、4,5歳児は毎朝部屋と廊下の雑巾がけをしています。自分の身体をしっかり支えること、転んでも手をついて身体を守ること、ふくらはぎの筋力アップと血流を良くして疲れにくい身体を作ることをねらいとしています。

歯のひろば・よい歯のコンクール

京都府丹後歯科医師会では、「歯のひろば」を丹後王国「食のみやこ」において開催。フッ素塗布を希望してブースに来られる親子連れが多く見られました。毎年開催されている京都府歯科医師会の「親と子のよい歯のコンクール」に、今年は管内で1組の推薦がありました。

食で地域をTSUNAGU!(京丹後市食生活改善推進員)

食を通したボランティア活動を2市2町、約330名で実施。「TSUNAGUパートナーシップ事業」では、地域の方にみそ汁の塩分チェック、野菜たっぷり減塩メニューの調理実習を行いました。いつまでも元気で過ごせるよう、食事に気をつけてくださいね。

喫煙防止教室(与謝野町宮津市中学校組合立橋立中学校)

「タバコを吸わない!自分たちがタバコのない社会にしたい!」と生徒達が学習しました。
タバコなぞかけ優秀賞
・タバコとかけて学園ドラマととく そのこころはどちらもクサイでしょう(2年2組矢野ひかる)
・タバコとかけて車好きととく そのこころはどちらもふかして他人に迷惑をかけます(2年1組三田大和)

がん予防啓発セミナー(宮津市食生活改善推進員)

がんは、「2人に1人がなる」と言うほど身近な病気。京都府の生命のがん教育推進プロジェクト「がん予防啓発セミナー」で、一般市民にも呼びかけ、がんについて予防や早期発見の大切さを学びました。

27年度きょうと健康づくり実践企業優秀賞(特別養護老人ホーム天橋の郷)

平成22年に認証企業として認定され、ご利用者の健康を守る従事者の健康を維持改善することはとても重要なことと捉え、年2回の健康診断を実施し、施設産業医との個人面談も実施しています。安全衛生委員会では独自でプログラムした運動DVDを健康維持目的に現在製作中です。

宮津市(健康広場)

住民が主体となって運営する健康広場は、ウォーキングを中心に定期的に健康づくりに取り組んでいます。ニュースポーツを取り入れる地区など、多くの方に楽しんで参加してもらえるよう活動の幅も広がってきています。

京丹後市(介護予防体操)

ストレッチ、筋トレ、有酸素運動、2重課題を含めた介護予防体操を運動講師と住民の声を取り入れて作りました。今年度はモデル事業を行い、来年度から地域で普及を行います。3月5日介護予防体操研修会を開催します。ぜひご参加ください。

伊根町(夜間運動教室)

お仕事帰りや、夕食後の時間を利用して運動教室を開催しました。生活習慣を見直して、運動の習慣を身に付けようと毎回大変好評でした。

与謝野町(プレママとママの歯科教室)

プレママや1歳半までのこどもとママに歯科衛生士が歯みがき方法やむし歯予防などのお話を行います。妊娠中は歯周病リスクが高くなります。この機会にご自身のお口の健康も気をつけてくださいね。

丹後保健所(たばこを吸わない日スワンデー、健康満丹プログラム)

『2』が白鳥に見えることから白鳥=スワンで、毎月2日、22日を『スワンデー』と設定し、たばこを吸わない日として受動喫煙防止に取り組んでいます。徐々に浸透し、お互いに声をかけあうことも増えてきました。自分自身そして大切な家族、友人、同僚、周りの人のために、あなたの職場でも、一緒に取り組んでいきませんか。また、健康満丹プログラムを健康満丹プロデューサー・リーダーさんたちの協力を得て、地域で広めています。

3働き盛りの皆さん、最近体重が増えていませんか?

・メタボ・肥満になりやすい食生活チェック
「少ない朝食、多い夕食、外食でどか食い」「野菜は嫌い…魚より肉」「おかずにたっぷり油モノ(揚げ物)、塩」「若い頃や食べ盛りのこどもと同じ量の食事」「ついつい飲み過ぎる酒、缶コーヒー、ソフトドリンク」「歩かずに、移動手段は車」「多忙、睡眠不足、たまるストレス」「吸わずにいられないたばこ」
・メタボは危険因子が重なるとリスク大!
腹囲(男性85cm女性90cm超え)に加え、高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上あてはまると、メタボリックシンドロームと診断されます。危険因子が重なることで、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすリスクが高まります。危険因子3~4個の人は、0の人と比べて約36倍心疾患になりやすいです。
・間食は1日200kcal以下を目安に自分のルールを決めて食べましょう。また、通勤、買い物、そうじ、筋トレなど、今より10分身体を動かすだけで、健康寿命をのばすことができます。健康のための一歩を踏み出しましょう。

4うららか日記~おいしいものは、塩分が多い~

塩分(食塩)のとりすぎは、高血圧、脳卒中の原因になります。日本人は、1日に10g前後摂取していますが、国際的には、1日5g以下をめざしています。食塩は、人間の文明が発展する過程で得たグルメの一つだそうです。健康食といわれる和食の弱点は、高塩分だとされています。もともとおいしいものには、カロリーだけでなく塩分も多いのです。1日に何軒もまわりスープまで残さず飲み完食するというラーメン愛好の人がテレビにでていましたが、その日は、きっと20、時に30g以上摂取しているはずです。毎日、こんなことしていれば血圧は、大丈夫か、と心配しています。最近の食品表示では、食塩相当量が記載されています。普段食べているものも結構、塩分がふくまれています。私はおいしいのにもったいないーと悩みながら、今日も健康のためラーメンのスープは、残しました。(あきら)

お問い合わせ

丹後広域振興局健康福祉部 丹後保健所

京丹後市峰山町丹波855

ファックス:0772-62-4368

tanshin-ho-tango-kikaku@pref.kyoto.lg.jp