丹後広域振興局

トップページ > 地域振興 > 丹後広域振興局 > 天橋立公園の整備

ここから本文です。

天橋立公園の整備

公園整備の状況等

特別名勝「天橋立(あまのはしだて)」は、白砂青松の地として古くから日本三景の一つとして知られており、天橋立ビューランド、成相山、岩滝町一字観公園などから見える景観は絶景です。

天橋立の松並木の中をゆっくり散策すると時の経つこともことも忘れて、悠久の歴史を感じることができます。

また、天橋立は海水浴場としても多くの人々に利用されていることから、トイレ・休憩所などの各種の公共施設を整備し、ゆっくりと散策や休息していただけるよう努めております。


日本三景「天橋立」を岩滝町にある「一字観公園」(いちじかんこうえん)から見た写真です。
四季折々の天橋立を見ることができます。

「日本三景」は、寛永20年(1643年)、日本全国を旅していた林春斎が「日本国事跡考」を書き、その中で丹後の天橋立、陸奥の松島、安芸の宮島をあげ「日本三景」として紹介したのがはじまりとされています。


写真の小天橋は廻旋橋として、観光船や輸送船が通過するときは回転します。
回転するときは、しばらく待つ必要がありますが、これも天橋立の一つの名物でもあります。

夏には「出船祭」が開催され、多くの人が橋の上から観賞されるなど、いろいろな楽しみがあります。


廻旋橋が回転している状況です。
内海(阿蘇海)と外海(宮津湾)を行き交う船が通過するときに90度回転します。


廻旋橋を渡ったところに「天橋立公園案内図」があり、公園周辺の見所が確認できます。


公園内には景観を壊さないよう配慮されたトイレが複数整備されており、時間を気にすることなくくつろぐことができます。
バリアフリーに配慮したトイレも充実しています。


天橋立は海水浴場でもあります。
景観を損なわないよう松に似せたシャワー(無料)も整備されています。
ご家族で海水浴に行かれて、泳がない人は松の木陰で休憩したり見守ったりもでき、ほかの場所ではできないようなレジャーができます。


天橋立公園の中心部あたりです。
自然の中で静かに散策すると気分もリフレッシュできます。
所々に水飲み場も設置してあります。


日本名水百選に選ばれている「磯清水」(いそしみず)があります。
和泉式部が「橋立の 松の下なる磯清水 都なりせば君も汲ままし」と句を詠んでいます。
四方が海水の中にありながら、少しも塩分を含んでいないところから、不思議とされています。


府道天の橋立線は延長3.2キロメートル、幅員は3.5メートルから12.1メートルの道路であり、昭和62年8月、「日本の道100選」に選ばれています。

また、天の橋立線は近畿自然歩道にも指定されており、各施設への距離等も標されています。


景観に調和した休憩施設があり、散策に疲れたら休憩しながら日本海の景色を楽しむことができます。
レンタサイクルで天橋立周辺を見て回る観光客も多くあります。


近代の代表的歌人である与謝野寛・晶子も天橋立を詠んでいます。ご夫妻の思いと天橋立を未来に引き継いでいくことを祈念し「与謝野寛・晶子歌碑」が建立され、平成18年7月7日に除幕式が行われました。 

天橋立の海岸線の様子
昭和初期からの世屋川、畑川水系の砂防工事、河川改修工事の進展による供給土砂の減少、昭和20年代の日置港、江尻港の防波堤の建設による沿岸漂砂の遮断などにより海岸の浸食が進みました。

このため、昭和26年頃から種々の調査に基づいて、多くの突堤を設置し、さらに昭和56年から「サンドバイパス工法」を継続して実施しています。
「サンドバイパス工法」とは、沿岸流に運ばれる砂が防波堤等に遮られることにより砂浜の浸食や堆積などのバランスの崩れた海岸において、堆積箇所の土砂を人工的に移動することによって、浸食された砂浜を回復させる工法です。

天橋立では、沿岸流上流側の日置及び江尻の防波堤内に堆積する土砂を船で運搬して天橋立の付け根部分に投入し、波のエネルギーによって天橋立全域に行き渡らせる方法を採っています。

天橋立関係のページへ

お問い合わせ先

丹後土木事務所 施設保全課 ダイヤルイン電話 0772-22-3245

お問い合わせ

丹後広域振興局建設部 丹後土木事務所

宮津市字吉原2586-2

ファックス:0772-22-3250

tanshin-do-tango@pref.kyoto.lg.jp