丹後広域振興局

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大手川だより15号

大手川(下流)の整備イメージ

第1工区の工事を発注

大手橋から下流で実施する工事の施工業者が決定しました。今回は二つの工区に分けて発注しています。
周辺の皆様には、近日中に、現地にて工事説明会を開催することとしています。詳細については、別途連絡させていただきますので、御協力をよろしくお願いいたします。

施工区間

図の「赤色」と「青色」で着色した部分を2つの共同企業体が施工することとなりました。

図の着色部分の説明

「赤色」 延長204.5メートル、矢板護岸工、掘削
「青色」 延長235.5メートル、矢板護岸工、掘削

標準断面

河川は上流から見て右側が「右岸」で、左側が「左岸」といいます。
今回の工事では矢板護岸工としゅんせつが主な内容となっています。
大手川の下流部のように軟弱な地盤の箇所では矢板を打ち込んだ「矢板護岸工」を用いることが多いです。

標準断面図です

KTR橋りょうの設計業務を発注

大手川改修に伴い架け替えが必要となる北近畿タンゴ鉄道宮津線宮津川橋りょうの調査設計に係る協定を京都府と北近畿タンゴ鉄道株式会社が締結しました。
年内を目途に設計を完了させ、早期の工事着手を目指しておりますので、今後地元の皆様には何かとご迷惑をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いします。

設計業務を発注したKTR橋りょう

大手川探検隊

3月22日に宮津美しさ探検隊が主催する「大手川探検隊」に参加してきました。
今回は17名のご参加をいただき、大手川の第2工区(KTR橋りょうから大橋まで)を約3時間かけて踏破しました。参加者の方々からは「実際に大手川を歩いてみてよくわかった」「次があれば是非参加したい」など概ね好評でした。
次回第3工区についての企画もあるようですので、興味のある方は奮ってご参加下さい。

大手川探検隊の現地調査の様子(その1) 大手川探検隊の現地調査の様子(その2)

コラム

今回は、「『環』の公共事業」についてです。

公共事業は府民生活の安全安心や利便性・快適性の向上に大きな役割を果たしています。その一方で、公共事業による生態系の破壊や景観の画一化などが懸念されています。

京都府では人と自然が共生する環境共生型の地域づくりを進めるため、公共事業による環境への影響を出来るだけ低減するとともに、失われた自然の再生や、持続可能な循環型社会の基盤づくりに重点を置いた『環(わ)』の公共事業を推進していきます。

大手川においても、魚類の遡上・降下を妨げないよう河川横断工作物を設置しない工夫や、緩傾斜のコンクリートの見えない川づくりにより、大手川流域の自然環境や生態系の保全・復元に努めてまいります。

世屋川の木製魚道と川遊びをする子供たちの写真です 筒川の粗朶(そだ)法枠の写真です

河川用語集

今回のテーマは「しゅんせつ」と「掘削」です。

大手川では毎年のように浚渫(しゅんせつ)を実施しています。「浚渫」とは河川だけでなく、湖沼や港湾などの水底に堆積した土砂やヘドロなどをさらい、もともとの深さを回復しようとする工事のことをいいます。

大手川の場合、山地の森林の荒廃などから、近年河川への土砂流入が増加傾向にあります。その結果川底が上昇し洪水被害の一因にもなることから、河川の維持管理のため浚渫を行っています。

一方で、今回の河川改修では、従来より川幅を広げ川底を掘り下げることから、こういった工事を「掘削」と呼んで区別しています。
「浚渫」と「掘削」の違いは曖昧です。大手川でも河口の掘削には浚渫船を使用することから「浚渫」なのか「掘削」なのか非常に区別しにくいですね。
あえて区別するとしたら、川底に後から溜まったものを除去する場合「浚渫」で、もともと川底であった地層を除去する場合「掘削」ということになるのではないでしょうか。

第1回ワークショップを開催

3月19日に大手川の護岸検討ワークショップ(第1回)を開催しました。


現地調査を行い、大手川の現況についての確認を行いました。


会議室に戻り、グループに分かれて課題の抽出を行いました。


話し合いながら図面に課題を書いた付せんを貼り付けました。


各グループ毎に検討した課題を発表してもらいました。
次回に具体的なアイデアを出していただくこととしています。

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