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パナソニック株式会社(取材内容紹介)

私たちユースサポーターは、大阪府門真市にある本社へお伺いし、自社での環境に関する取組について教えていただくとともに、パナソニックミュージアムなどの施設もご案内いただき、設立に係る歴史や創業者である「松下幸之助氏」の企業精神なども学ばせていただきました。

そこで、取材を通じて学んだことや、印象的だった取組内容について紹介します!

1.「創るエネルギー」>「使うエネルギー」

パナソニックさんでは、2050年までに「創るエネルギー」の総量が「使うエネルギー」を超えることを目標とした「環境ビジョン2050」を策定し、その目標達成のために、創るエネルギーを増やしつつ、使うエネルギーを減らす取組をされていることが分かりました。

  • 創るエネルギー:太陽光発電や電気自動車用の電池といったパナソニックの製品やサービスによって創られるクリーンエネルギーのこと
  • 使うエネルギー:製品の生産や利用時に使われるエネルギーのこと

感想・注目ポイント

メーカー会社さんが自社製品の生産に着目するのは、なんとなくイメージできましたが、パナソニックさんはその先の私たちが使用する際のエネルギーのことまで考えられていることに驚きました。販売製品の使用エネルギーが、会社の活動全体で年間に排出されるCO2量の80%以上占めているとのお話だったので、製品のユーザー数が非常に多い企業であるからこそ、そういった面にも責任感を持っておられるのだと感じました。

2.環境に関する対策や効果の見える化

環境に関する対策や効果を考えるとき、例えば「単にCO2排出量を100万トン減らした」などと聞いてもいまいちピンと来ないですよね?そこで、製品の生産及び使用の過程で発生するCO2やエネルギー量を、身近なお金などで「見える化」することで、イメージしやすくしているのだそうです。

感想・注目ポイント

環境と経済をセットで考えることで、よりイメージしやすくなりますし、イメージのしやすさは共感のしやすさとも比例すると思いますので、それが人を動かす力にもつながるのではないかと感じました。

3.目標達成までのプロセスとその心構え

パナソニックさんは「創るエネルギーと使うエネルギーの逆転」を目指されていますが、使うエネルギーを削減するための取組の一つとして、工場の操業においてCO2排出の実質ゼロ化に取り組む「CO2ゼロの工場づくり」がありました。日本にある工場でも、2019年に実現した事例があるとのことですが、まずはこうした先行事例を1つ作って、これらで培った知識やノウハウを活かしてどんどん展開していくことで、最終的な目標の達成を目指されていました。

感想・注目ポイント

担当者様のお話の中で、「目標達成までの第1歩を早くする」という言葉が印象的でした。CO2ゼロの工場のように、ゼロから何か一つ作り出すのはかなり大変なことだと思いますが、いきなりゴールを目指すのではなく、1つずつ課題をクリアしていくような心構えが大切であることを学びました。

 

以上、パナソニックさんの環境に関する取組についてでした!

参考リンク

今回取材した内容について、私たちユースサポーターがラジオで紹介しましたので、以下の画像をクリックし、動画をご視聴下さい!

パナソニック株式会社取材結果

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