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「いただきます。地元産」プラン平成20年度第1回検討委員会

日時

平成20年9月17日(水曜日)13時30分から16時00分

場所

京都府公館第1会議室

出席者

秋津参与、青木委員、市原委員、犬石委員、太田委員、高岡委員、谷口委員、原委員、牧委員

委員意見

進捗状況に対する意見

  1. 生産者の努力・苦労が報われない。「いただきます。地元産」プランを進めるにあたって、消費者に農家の取組が訴えられるものになっているか。
  2. 病院や福祉施設における合理化の中で、栄養部門の職員はつらい立場にある。合理化の中で、「食」にしわ寄せがきている。委託化が進んでいる。
  3. 地域協議会が局単位で実施されているが、市町村を巻き込んだ形となっているか。
  4. 学校給食において、農家が地産地消にかける熱い思いを学校栄養士にぶつけてこられたので、JAを事務局として地元産給食が進んだ。
  5. 府の自給率は全体13%、米は50%である。京都米は取り合いになっている。京都産を意識して購入してほしい。何となく食べているのではなく、京都の物を食べていることを意識してほしい。
  6. プランにおける学校給食、施設給食、直売所の当初の目標は達成してきている。

今までの取組の上をいく、取組を

環境部局とのタイアップを

  • 消費者保護、環境保全の観点で、フードマイレージ等地産地消が議論になっている。環境部局との連携が必要である。
  • 地球温暖化防止センターの取組と関連させ、地産地消グランプリや取組事例品評会なども考えられる。

府民の地産地消の意識を高める工夫が必要

  • ほんまもんの地産地消を進めたい。公共施設食堂で地元産が使われているだろうか。
  • 地産地消の日などを設定した取組は、最初は意識の差はあるが、京都を愛する気持ちを持っていずれは広がっていくだろう。
  • 京都を愛する気持ちを育てるのは家庭と学校である。学校において栽培活動を取り入れていくことが大切。農業のこと、野菜のことを学習できるのが当たり前の環境を作るのが、なかなかできない。
  • 地産地消の加工体験が必要ではないか。
  • 食べ物が決して安価ではないことを教育していく必要がある。
  • 京都産の農産物は高価なイメージであるが、トレーサビリティを整備したり、米も特A認定を受ける等努力している。
  • 農家の苦労があってできた農産物であり、こだわりを消費者に上手に伝える必要がある。
  • 家に持ち帰って親と話題共有できているか。家庭教育が大事。
  • 京都を愛する人づくりのために、地産地消推進委員制度の創設はどうか。

大学食堂を充実させる

  • 大学生協の学生食堂メニューなど、他県産の物が使われており、安価な食材に飛びついている。フードマイレージを表記しようとする動きがある。
  • 環境をキーワードに、学生自身がサークルを作って地元産を利用しようとしている。学生運動として地産地消活動を興していくのも方策である。
  • 学食の中に地元産を使うことで地元の味と安全性を知ってほしい。卒業後には地元農産物のファンになってもらえることを期待したい。

京都ならではの地産地消の基地として直売所の整備が必要

  • 直売所規模が大きくなると、野菜の端境期は市場から仕入れる等、他産地の物が入ってスーパーマーケット化していく。直売所振興の着地点をどのような形にすればよいか。すすめばすすむほど地産地消拠点としての最初に抱いていた思いと違ってくる。安心・安全はあたり前。教育・消費者との交流、モニタリングできる関係を意識し、伝統を大事にしながら京都ならではの地産地消の基地を作ることが大切である。
  • 消費者は農業の現場を知らないので、産地見学の機会が必要ではないか。
  • なぜ地産地消なのか。熱い思いが浸透していない。根本(どうして大切、影響あるのか、)を伝える取組が必要。

まとめ

「いただきます。地元産」プランを進めるにあたって、

  1. 地産地消プランとして環境部門とも連携をしながら進めること。
  2. 府民の地産地消の意識をどのように高めていくか。地産地消推進員制度を設ける等。
  3. 農林水産フェスティバルの活用
  4. 大学の学生食堂において、地元産利用を充実させる取組。
  5. 直売所の目指すところを明らかにするともに、直売所運営にJAの協力を得、そのノウハウを生かす。
  6. 地産地消の理念をアピールすること。

お問い合わせ

農林水産部流通・ブランド戦略課

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