ここから本文です。
たばこの煙には、人体に悪影響を及ぼす有害物質が数多く含まれています。
中でも、ニコチンやタール、一酸化炭素は三大有害物質とも呼ばれています。
ニコチンは化学物質としては毒物に指定されていて、喫煙によって体内に取り込まれたニコチンは、血液から全身に拡がり脳に作用してニコチン依存症を引き起こします。
タールにはベンツピレンをはじめとする数々の発がん物質、発がん促進物質、有害物質が含まれています。
また、一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結びついて、慢性的な酸欠状態を引き起こします。
また、たばこは吸う人だけではなく、周りの人の健康にも深い影響を与えているのです。
この機会にもう一度、たばこについて考えてみませんか?
たばこの煙には2種類あり、1つは喫煙者が直接吸い込む主流煙、もう1つはたばこの点火部から立ち上る副流煙です。
副流煙は、フィルターを通る主流煙よりも高濃度の有害物質が含まれている場合があります。
喫煙者のまわりにいる人がこうした煙を吸わされることを受動喫煙(じゅどうきつえん)といいます。
喫煙する人は、受動喫煙がまわりの人の健康に害を及ぼしていることを認識し、受動喫煙を受けさせないように努めることが必要です。
女性の喫煙には女性特有のリスクがあります。
喫煙する人は、年齢よりも顔のしわが増えたり頬がこけたりして「スモーカーズフェイス」という特有の顔つきになります。
女性による喫煙は、吸わない人と比べて、女性特有の子宮頸がんが1.57倍、乳がんが1.29倍、卵巣がんが1.19倍も発症するリスクが高まります。
若いうちから喫煙を始めると、依存症になりやすく、また肺がんの危険度も上昇します。
「肺の生活習慣病」とも呼ばれる慢性閉塞性肺疾患(COPD)。
別名「たばこ病」と言われるように、ヘビースモーカーに多い病気で、患者さんの約9割以上は喫煙者です。
気づかないまま呼吸機能が著しく低下する深刻な病気で、進行すると慢性的に続くせき、たん、息切れ等の症状があります。
治療の基本は「禁煙」です。
禁煙したその時から、こんな効果があります
たばこ依存には、習慣的な依存とニコチン依存の二つの依存があり、喫煙習慣の本質はニコチン依存にあります。
ニコチン依存度をチェックしてあなたにあった禁煙方法を見つけましょう。
(a) 61分以後 (b) 31~60分 (c) 6~30分 (d) 5分以内
(a) いいえ (b) はい
(a) 右記以外 (b) 朝起きた時の目覚めの1本
(a) 10本以下 (b) 11~20本 (c) 21~30本 (d) 31本以上
(a) いいえ (b) はい
(a) いいえ (b) はい
↓
→ 自分の力で禁煙することが可能です
→ 自力での禁煙が難しい場合は、禁煙補助剤がおすすめです
→ 専門家(禁煙外来)のサポートを受けると禁煙成功率が高まります
一定の条件を満たせば、医療機関での禁煙治療に保険が適用されます。
京都健康医療よろずネット(外部リンク)
⇒医療機関情報
⇒色々な条件で医療機関を探す
⇒精神科・神経科領域
⇒「禁煙指導(ニコチン依存症管理)」にチェックして「次へ」
⇒市区町村などを選択して「検索」
禁煙グルメサイト「禁煙スタイル」では、利用者の口コミによる全国の禁煙店情報が毎日更新されています。
短時間の受動喫煙でも、心疾患等のリスクが高まると言われています。日頃から受動喫煙を受けないように心掛けましょう。
お問い合わせ