ここから本文です。

簡単に自己紹介をしたいと思います。陶芸との出会いのきっかけは美術高校に進学したこと。様々にきっかけは転がっていましたが、部活動で茶道を学んでいた中で「自分の作った道具でおもてなしをしてみたい」と思い始めたことが大きかったように思います。その後は陶芸をされながらカフェをしているお店に出会い、そんなことをしてみたいと漠然と夢を持ちながら、陶芸専攻で四年制美大に進学。修了してすぐに陶工高等技術専門校(現・京都陶芸大学校)にて一年間ロクロを学びました。卒業してからは現在まで、信楽の窯元に勤めながら、二年ほど前から自身の制作も少しずつ始めるようになりました。自身の制作は、シガラキシェアスタジオで行っています。
訓練校を修了して十年になりますが、その中で感じていることは、続けることの難しさと大切さ。二年ほど前から…とは申しましたが、この十年の中で窯元に勤めながら自分の制作に挑戦したことは実は何度かあります。自身の制作する場や環境を整えることが難しかったり、仕事をしながら制作するにあたっての体力を確保することが難しかったり、続けることが難しいと感じる理由はたくさんありましたし、挫折も何度も経験しました。そんな中でまだ続けていられているのは、窯元に勤めているのでどんな時でも土を触っている環境にあることはとても大きい要因ですし、良くも悪くもですが陶芸に携わる人以外で自身の活動を応援してくれる人が周りにたくさんいることが、自分らしく続けていける自分独自の世界を作っていく大きなきっかけになっているように思います。
陶芸家として一人前に、と気張るととても苦しいこともたくさんありましたが、自分にあったペースや、自分にあった世界、そういったことを見つけていくことも続けるために必要な技の一つだと、わたしの経験からお裾分けしたいです。
お問い合わせ