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宇治在来種の選抜と収集

宇治在来種の選抜と収集

1 在来種茶園の実態調査

育種素材として重要な宇治在来種を現地で集団として保存することが困難な状況の今、宇治在来種の選抜、収集が急務となっています。
そこで、京都府南部全域の宇治在来種茶園の所在をほぼ明らかにするとともに、来歴、仕立て、成葉形質の変異などについて各茶園毎に特性を評価し、遺伝資源としての重要度を評価しました。

在来種茶園の実態調査

2 在来種茶園からの選抜、収集

遺伝資源として重要度の高い在来種茶園を選定し、個体選抜を行いました。
個体選抜は秋期及び一番茶期に行い、それぞれ生育特性を調査した上で優良な個体を収集しました。

個体を選別・収集

3 優良株の増殖

優良株を挿し木により増殖し、茶業研究所内に保存しました。
さらに、苗床での発根、生育が優れた個体は、新品種候補として系統比較試験に供試しています。

挿し木の様子

お問い合わせ

農林水産部京都府農林水産技術センター 茶業研究所

宇治市白川中ノ薗1

ファックス:0774-22-5877

ngc-chaken@pref.kyoto.lg.jp