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<平成24年第40週>平成24年10月1日〜平成24年10月7日

今週のコメント

 第40週、京都府におけるRSウイルス感染症の報告数は引き続き増加傾向にあります。RSウイルス感染症は、例年8〜9月頃から増えてきますが、昨年・今年と7月頃から報告数が増え始め、今年は昨年の同時期を上まわる状況が続いています。
 39週までの定点あたりの累積報告数でみますと全国的に報告の多い都道府県は、宮崎県、福岡県、沖縄県、鹿児島県、山口県です。京都府の報告数は全国の中では少ない方で、宮崎県の1/8〜1/7となっています。京都府および隣接府県の中では、大阪府の定点あたりの累積報告数が最も多く、全国で11番目となっています。
 一方、やはり呼吸器の感染症であるマイコプラズマ肺炎は、昨年6月頃から報告数が増加するようになり、今年は昨年を上まわるペースが続いています。39週までの定点あたりの累積報告数でみますと、報告数が多い都道府県は栃木県を筆頭に沖縄県、群馬県、埼玉県、愛知県と続きます。
 京都府は全国的には少ない方で栃木県の1/7〜1/6となっています。京都府および隣接府県の中では、大阪府の定点あたりの累積報告数が最も多く、全国で13番目となっています。
 RSウイルス感染症は例年12月〜1月頃に報告数がピークを迎え、マイコプラズマ肺炎は例年11月〜12月に報告数が多くなります。またインフルエンザは1〜2月にピークを示すことが多くなっています。
 いずれも感染経路は飛沫感染や接触感染です。今後も手洗いやマスク着用などの咳エチケットを心がけてください

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が2件報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 レジオネラ症が1件報告されました
5類感染症 アメーバ赤痢が1件、風しんが2件報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 2.53 3.16
2 RSウイルス感染症 1.23 1.60
3 流行性角結膜炎 1.12 0.63
4 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.68 1.01
5 突発性発しん 0.40 0.59

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎が1件報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎が19件報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のRSウイルス感染症地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 1 0.25
中丹西 1 0.33
中丹東 9 1.80
南丹 10 2.00
乙訓 2 0.67
山城北 - -
山城南 6 2.00
京都市 61 1.49
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