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<平成25年第17週>平成25年4月22日〜平成25年4月28日

今週のコメント

 インフルエンザ患者の定点あたりの報告数は全国で3.07、京都府で2.51と前週(全国2.89、京都府2.69)よりもやや低下しました。京都府以外で定点あたりの報告数が減少している他府県は18あり、減少していない都道県の方が上まわっています。インフルエンザは飛沫感染、接触感染で拡がりますので、感染予防のため手洗いや咳エチケットを習慣としましょう。
 また腸管出血性大腸菌感染症の報告がありました。例年、夏期を中心に5月頃から10月頃に患者数が増加します
 腸管出血性大腸菌は、汚染された水や食品(生肉、野菜など)などを介して経口感染し、また少量の菌で感染しうるため、患者や保菌者の便からの二次感染にも注意が必要です。腸管出血性大腸菌は食中毒の原因菌としても知られていますが、腸管出血性大腸菌に限らず細菌による食中毒は夏期に多く、ウイルスによる食中毒は冬期に多い傾向があります。食品の取り扱いについては、下記もご参照いただき、引き続きご注意ください。
  ≫家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
  ≫家庭でできる食中毒予防の6つのポイント2
  ≫つけない!増やさない!やっつける!家族と自分を食中毒から守る予防
 なお、風しん患者の報告が続いています。第16週までに累積報告数で4763人と、すでに昨年1年間の報告数2392人の2倍以上に達しており、第17週は全国で526人、京都府で9人の報告がありました。
 下記もご参照のうえ、予防のため風しんワクチンの接種をご検討ください
  ≫厚生労働省の風しん専用サイト

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が10件報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症が1件報告されました
4類感染症 報告がありません
5類感染症 アメーバ赤痢が1件、風しんが9件報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 6.23 8.84
2 インフルエンザ 2.51 3.07
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.32 2.19
4 水痘 1.14 1.14
5 流行性角結膜炎 0.88 0.57

■基幹定点

無菌性髄膜炎とマイコプラズマ肺炎が各1件報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎が14件報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の感染性胃腸炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 10 2.50
中丹西 18 6.00
中丹東 24 4.80
南丹 33 6.60
乙訓 21 7.00
山城北 46 6.57
山城南 1 0.33
京都市 289 7.05
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