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<平成26年第1週>平成25年12月30日〜平成26年1月5日

今週のコメント

 第1週(12月30日〜1月5日)、年末年始のため定点となっている医療機関のお休みが多く、報告が少なくなっていますが、感染性胃腸炎の報告が続いています。引き続き手洗いを徹底してください。
 インフルエンザの報告がさらに増加しています。京都府において定点あたりの報告数が1.6件となりました。これまでの報告では、AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く、次いでAH1pdm09、B型の順となっています。今後府内において流行の拡大が予想されますので、予防対策をしてください。うがいや手洗いの励行、外出時のマスクの着用、十分な栄養と休養、ワクチンの接種、咳エチケットが推奨されています。
 麻しんの報告が1件ありました。昨年の第51週以降5件目となりました。ほとんどがワクチン未接種者の感染です。2006年度以降、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)として、1歳児、小学校就学前1年間の時期に2回定期接種となっています。お子様の定期接種は忘れずに受けるようにしましょう。平成19・20年に10〜20代を中心に大きな流行が見られましたが、平成20年より5年間中学1年相当および高校3年相当の年代に2回目の麻しんワクチン接種を受ける機会を設けたことで、平成21年以降10〜20代の患者数は減少しています。しかし未感染かつワクチン未接種の成人例での報告が増加しています。麻しんにかかったことがなくワクチン未接種の人は、かかりつけの医師にご相談ください。 ウイルス分離・検出状況からは近年B3型、D8型、D9型、H1型といった海外由来型のみであり、平成19・20年に国内で大流行の原因となった遺伝子型D5は見られていません。麻しんの流行状況等に関する情報は、国立感染症研究所感染症情報センターのホームページで確認することができます

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 報告がありません
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 麻しんが1件報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 1.60 2.16
2 感染性胃腸炎 1.57 4.26
3 水痘 0.57 1.25
4 RSウイルス感染症 0.18 0.59
5 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.13 0.55

■基幹定点

報告がありません

■眼科定点

報告がありません

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 11 2.20
中丹西 31 6.20
中丹東 4 0.50
南丹 10 1.11
乙訓 2 0.40
山城北 38 2.53
山城南 31 6.20
京都市 65 0.96
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