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<平成26年第41週>平成26年10月6日〜平成26年10月12日

今週のコメント

第41週、RSウイルス感染症の報告は先週と同水準で推移しています。今後、同水準あるいは増加することが予想されます。引き続き、手洗いとうがいの徹底をお願いします。
 咽頭結膜熱の報告が増加しています。京都市左京区で、警報レベルに達しています。咽頭結膜熱は、接触感染、飛沫感染で拡がります。患者は小学校低学年までの小児が多く、集団発生することもあります。感染力が強いので、予防のためタオルや食器は共有せず、手洗いをしっかり行ってください。
 腸管出血性大腸菌の報告が3件あり、京都府では累計61件となりました。腸管出血性大腸菌は、汚染された水や食品(生肉、野菜など)などを介して経口感染します。また少量の菌で感染するため、患者や保菌者の便からの二次感染にも留意が必要です。例年5月頃から10月頃に患者数が増加しますので、ほぼ流行期の終わりの時期となっていますが、引き続きご注意ください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が2件 報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症が3件 報告されました
4類感染症 報告がありません
5類感染症 報告がありません

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 3.08 3.12
2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.65 1.28
3 RSウイルス感染症 0.63 0.94
4 咽頭結膜熱 0.62 0.27
5 水痘 0.59 0.63

■基幹定点

報告がありません

■眼科定点

流行性角結膜炎が4件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の咽頭結膜熱地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 9 2.25
中丹西 - -
中丹東 2 0.40
南丹 3 0.60
乙訓 2 0.50
山城北 2 0.33
山城南 2 0.67
京都市 24 0.59
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