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<平成26年第42週>平成26年10月13日〜平成26年10月19日

今週のコメント

 第42週、感染性腸炎の報告は先週と同水準で推移しています。今後増加が予想されます。患者との接触に加え、嘔吐物や便を介して感染するため、予防には手洗いの励行や、嘔吐物などの適切な処理を心がけてください。
 RSウイルス感染症の報告は先週と同様、高水準で推移しています。引き続き、手洗いとうがいを徹底してください。
 細菌性赤痢の報告が1件ありました。細菌性赤痢は、患者の便に汚染された手指や食べ物を原因として、赤痢菌の経口感染で起こる急性感染性大腸炎です。潜伏期は1〜5日で、発熱、下痢、腹痛、しぶり腹、膿・粘血便の排泄などの赤痢特有の症状を呈します。感染力が強く、少ない菌量でも感染するため、二次感染に対して注意が必要です。また海外で細菌性赤痢の発生がみられる地域に旅行の際には、生水、氷、生野菜や生の魚介類、カットフルーツなどを避けるようにしましょう。海外渡航の際には、厚生労働省検疫所(FORTH)のホームページなどで、前もって渡航先の国の感染情報などを確認し、予防策を確認するようにしましょう。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が6件 報告されました
3類感染症 細菌性赤痢と腸チフスがそれぞれ1件 報告されました
4類感染症 報告がありません
5類感染症 報告がありません

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 3.05 2.98
2 RSウイルス感染症 0.74 0.82
3 水痘 0.69 0.63
4 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.58 1.19
5 流行性角結膜炎 0.50 0.52

■基幹定点

報告がありません

■眼科定点

流行性角結膜炎が9件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の感染性胃腸炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 2 0.50
中丹西 13 4.33
中丹東 27 5.40
南丹 7 1.40
乙訓 15 3.75
山城北 38 4.22
山城南 1 0.33
京都市 123 3.00
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