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<平成31年第1週>平成30年12月31日〜平成31年1月6日

今週のコメント

平成31年第1週の報告です。
インフルエンザの報告数が定点あたり14.72件と急激に増加し、京都府注意報レベルに入りました。山城北、山城南ではそれぞれ定点あたり32.63件、39.00件とで警報レベルとなっています。また中丹東をのぞく全地域と京都市北区、上京区、中京区、下京区、南区注意報レベルとなっています。感染性胃腸炎は定点当たり報告数は2.32件と減少しています。水痘乙訓で定点あたり1.00件と注意報レベルとなっています。
全数報告対象の感染症は、結核が2件、劇症型溶血性レンサ球菌感染症後天性免疫不全症候群が それぞれ1件 、侵襲性肺炎球菌感染症が 2件 報告されました。また、期間定点の報告としてロタウイルスによる感染性胃腸炎が1件、眼科定点の報告として、流行性角結膜炎が2件報告されました。
インフルエンザの報告数が2019年に入り急増しています。報告はほとんどがA型です。1月6日現在、府内での学級閉鎖は延べ10校となっています。発熱に加えて咳などの上気道炎・呼吸器症状のある方は、咳エチケットやマスク着用などの対策を行い、早めに医療機関を受診しましょう。免疫力が低下している方、高齢者、乳幼児は特に気をつけてください。医療機関にお勤めの皆様も、咳エチケット・マスク着用や手洗いなど、インフルエンザを含む感染症の予防対策について周知徹底をお願いいたします。新規治療薬など治療法の進歩やワクチンの効果も期待できますが、感染拡大予防の第一歩はこれらの徹底です。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 2件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 劇症型溶血性レンサ球菌感染症後天性免疫不全症候群 が それぞれ1件 、 侵襲性肺炎球菌感染症 が 2件 報告されました
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 14.72 16.30
2 感染性胃腸炎 2.32 3.15
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.57 0.82
4 咽頭結膜熱 0.26 0.24
5 水痘 0.23 0.44
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

感染性胃腸炎(ロタウイルス) が 1件
報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 2件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 101 16.83
山城北 522 32.63
山城南 195 39.00
南丹 141 17.63
中丹西 109 21.80
中丹東 73 9.13
丹後 110 18.33
京都市 559 8.10
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