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<平成31年第4週>平成31年1月21日〜平成31年1月27日

今週のコメント

 平成31年第4週の報告です。
 インフルエンザの報告数は定点あたり50.44件と今週も高水準です。府内の全地域において引き続き警報レベルとなっており、乙訓では定点あたり82.43件と特に多い報告となりました。京都市内でも報告数が急増しています。今後さらなる流行の拡大が予想されますので注意してください。
 全数報告対象の感染症は、結核が5件、腸管出血性大腸菌感染症が1件、クロイツフェルト・ヤコブ病・侵襲性インフルエンザ菌感染症・侵襲性肺炎球菌感染症・百日咳がそれぞれ1件 、水痘(入院例)風しんがそれぞれ2件 、梅毒が3件報告されました。また、基幹定点の報告としてマイコプラズマ肺炎が4件、眼科定点の報告として、流行性角結膜炎が3件報告されました。
 29日、京都府内で麻疹の発症が確認されました。今年に入って2人目の発症となります。麻疹ではカタル期に高熱となり、その後一過性に解熱することがありますが、その後再度発熱がおこり全身に発疹が出現します。特徴的なものとして口腔内のコプリック斑が知られています。今回は麻疹の診断の前に公共交通機関を利用していたため不特定多数の人と接触している可能性があります。発熱や発疹を認めた際はインフルエンザだけでなく麻疹の可能性も考慮して医療機関に連絡のうえ受診してください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 5件 報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 が 1件 報告されました
4類感染症 報告がありません
5類感染症 クロイツフェルト・ヤコブ病侵襲性インフルエンザ菌感染症侵襲性肺炎球菌感染症百日咳 がそれぞれ1件 、
水痘(入院例)風しん が それぞれ2件 、梅毒 が 3件 報告されました
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定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 50.44 57.09
2 感染性胃腸炎 6.36 6.88
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.35 2.50
4 伝染性紅斑 0.74 0.87
5 突発性発しん 0.32 0.30
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎 が 4件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 3件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 577 82.43
山城北 1009 59.35
山城南 178 35.60
南丹 540 60.00
中丹西 295 59.00
中丹東 209 26.13
丹後 255 42.50
京都市 3292 47.71
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