ホーム >> 感染症情報(週報)

<令和元年第42週>令和元年10月14日〜令和元年10月20日

今週のコメント

令和元年第42週の報告です。
感染性胃腸炎は定点あたり2.40件と減少しています。インフルエンザは定点あたり0.48件報告がありました。伝染性紅斑京都市南区警報レベルとなっています。その他の感染症に大きな変化はありません。全数報告対象の感染症は、結核が4件、梅毒が1件、百日咳が2件報告されました。また、基幹定点の報告として無菌性髄膜炎が1件、マイコプラズマ肺炎が4件報告されました。眼科定点の報告として流行性角結膜炎が3件報告されました。
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症で、患者の咳のしぶきを吸い込んだり、患者と身近で接触したりすることにより感染すると言われています。晩秋から早春にかけて報告数が多くなり、罹患年齢は幼児期、学童期、青年期が中心です。家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。 潜伏期は通常2〜3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などであり、咳は初発症状出現後3〜5日から始まり、解熱後も3〜4週間続きます。軽症ですむ人が多いですが、重症化した場合には、入院して専門的な治療が必要になります。長引く咳などの症状がある場合は、医療機関を受診してください。 予防接種など特異的な予防方法はありませんので、流行期には手洗い、うがいなどの一般的な予防方法の励行と、患者との濃厚な接触を避けることが必要です。また、患者の咳から感染しますので、咳の症状のある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットにつとめましょう。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 4件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 梅毒 が 1件 、 百日咳 が 2件 報告されました
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 2.40 2.80
2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.08 1.54
3 RSウイルス感染症 0.90 1.23
4 手足口病 0.73 1.46
5 インフルエンザ 0.48 0.72
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

無菌性髄膜炎 が 1件、
マイコプラズマ肺炎 が 4件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 3件 報告されました

▲ページTOPへ

■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

▲ページTOPへ

今週の伝染性紅斑地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 1 0.25
山城北 5 0.50
山城南 1 0.33
南丹 - -
中丹西 - -
中丹東 3 0.60
丹後 - -
京都市 20 0.47
京都市版はこちら
近隣版はこちら
▲ページTOPへ
インフルエンザ RSウイルス感染症 咽頭結膜熱 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎
水痘   手足口病   伝染性紅斑   突発性発しん   ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎   急性出血性結膜炎   流行性角結膜炎
▲ページTOPへ
丹後 中丹東 中丹西 南丹 京都市 乙訓 山城北 山城南