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はじめに

  海洋センターでは、昭和50年代からトリガイの種苗生産を行うための技術開発を始め、近年では1cmサイズの種苗を10万個規模で安定して生産しています。平成元年から、これらの種苗を用いて養殖試験を実施してきましたが、平成12年からは漁業者による本格的なトリガイ養殖事業が開始されました。トリガイ養殖を事業化しているのは全国的に見ても京都府だけです。
 生産された大型の養殖トリガイには「丹後とり貝」というブランド名を付けて販売されています。養殖トリガイの多くは殻長8.5cm以上、全重量150g以上の大型貝に成長し、肉厚で甘みも強く独特な歯ごたえがあることから、全国の消費者に高級食材として認知されつつあります。
 さらに、トリガイ養殖では魚類養殖と異なり給餌する必要がなく、海水中の植物プランクトン等の有機懸濁物を餌として育ち、これらを養殖することにより環境浄化作用が期待できることから、海洋環境に優しく持続的生産が可能な養殖漁業として注目されています。
 ここ数年トリガイ養殖はほぼ順調に行われていますが、個々の養殖漁業者について見ますと、その養殖結果には個人毎にまだ大きなばらつきが見られます。海洋センターは平成10年に季報61号の中で養殖マニュアルを示したところですが、その後実際に漁業者が養殖を進める中で新たにいくつかの課題が出てきました。そこで、それらの課題を解決するための試験に取り組み、その解決法を盛り込んだ新しいトリガイ養殖マニュアルを作成しました。
 この冊子では、実際に漁業者が養殖する場合に必要な養殖マニュアルとあわせて最近の海洋センターの養殖結果、養殖収支試算、残された課題について紹介をさせていただきます。 
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