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(4)収穫

図6 養殖および天然ホンダワラの生長
図6 養殖および天然ホンダワラの生長

 8月に沖出しされたホンダワラは11月以降急速に生長します。生育状態が良ければ、翌年1月には1mを超える大きさになります(図6、写真9)。生長途中のホンダワラは柔らかく上質ですが、3月中旬以降になると成熟に伴って生長が止まり堅くなるので、それ以前に収穫を終えるようにします。早い時期に上部だけを刈り取って、時期をみて再び伸びてきた主枝を刈り取ることで、年間に数回刈り取ることも可能です。この様にすることで、新しく伸びた良質なものが収穫できますし、1回だけ刈り取る方法に比べ、より多く収穫できるようになります。また、茎に近い部位は食用にならないので、この部位を残して刈り取ります。そうすることで、残された茎から新しい主枝が伸びて翌年再び収穫することもできます。しかし、翌年の収穫時期までの歩留まりがあまり良くないようなので、この方法にはさらに工夫が必要です。

写真9 収穫された養殖ホンダワラ
写真9 収穫された養殖ホンダワラ


(5)残された技術課題

図7 養殖試験の実施場所
図7 養殖試験の実施場所

 平成15、16年度には、京丹後市久美浜町蒲井地先、京丹後市丹後町竹野漁港内、宮津市長江地先、舞鶴市田井地先の府内4箇所で養殖試験を行いました(図7)。どの地区でも収穫はできましたが、場所によって収量に差がみられました。天然のホンダワラが多く分布する京丹後市の2地区では、丈の長い良質のものが収穫できましたが、それらに比べると他の2地区で養殖されたものは生育が劣っていました。宮津市長江地先は波が穏やかで養殖場所としても相当広大な面積が利用できるのですが、内湾であるため、浮泥(ふでい)と呼ばれる懸濁(けんだく)沈降物が多く、それが葉の表面に付着し、ホンダワラの生育を妨げていました。葉の表面に浮泥が堆積すると、生育に必要な光が不足するのです。この様な場所では、養殖ロープを浅く(水深50cm程度)設置して、光条件を良くするとともに波によるロープの振動で浮泥が自然に除去できるような工夫が必要です。また、人為的な浮泥の除去作業が必要なのかもしれません。
 平成16年から、ホンダワラ種苗を育成する大型水槽(容量1トン)を海洋センター屋外水槽棟に多数設置して大量の種苗を生産していますが、8月まで10〜30cmの種苗を育成すると水槽に収容できる数が限られてしまいます。そこで、もっと小型の種苗を用いて海面養殖を始められる技術の開発が進めば、種苗の生産効率や生産経費が格段に改善されることになります。

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