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京都府レッドデータブック2015

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昆虫類のアイコン昆虫類
蜻蛉(トンボ)目 ヤマトンボ科

キイロヤマトンボ

Macromia daimoji Okumura, 1949
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種 

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
キイロヤマトンボ

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選定理由

生息地が限られ、個体数も多くない。

形態

腹長54.0~64.0mm、後翅長44.0~52.0mm。金属光沢のある黒緑色に、黄色の斑紋がある大型のトンボ。腹部第3節側面の黄斑は上下に分かれて離れる。

◎近似種との区別 コヤマトンボの腹部第3節側面の黄斑は、上下に分かれないので区別できる。

分布

福島県以南の本州、四国、九州。

◎府内の分布区域 府内全域に分布するが産地は限られる。

生態的特性

幼虫は河川中流域の水のきれいな砂底に生息し、体が隠れるよう砂に浅く潜っている。成虫は5月下旬~8月に見られ、未熟期は林縁などの空間で摂食飛翔を行う。成熟するとオスは川の中ほどでパトロール飛翔を行い、メスは水面上をすばやく飛びながら間歇打水産卵をする。

生息地の現状

幼虫の生息地となる砂底の河川中流域は汚れが溜まりやすく、特に住宅街を伴う河川の環境悪化が目立つ。

生存に対する脅威

河川改修や生活排水による、水質と川底などの汚染。

必要な保全対策

下水道の整備、自然の環境に配慮した河川管理が必要である。

改訂の理由

個体数は少ないが、2002年以降にやや安定した生息地が見つかった。

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