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キイロヤマトンボ Macromia daimoji Okumura, 1949
キイロヤマトンボ画像

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 トンボ目
科名 エゾトンボ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 府内の記録はあるが、現在、確実に発生している産地がないため。
形態 腹長はオスが56〜58mm、メスが54〜64mm、後翅長はオスが44〜47mm、メスが48〜52mmで、金属光沢のある黒緑色に、黄色の斑紋があるやや大型のトンボ。
◎近似種との区別
コヤマトンボよりひとまわり細身で、体斑が明瞭で黄色っぽい。体斑はヒナヤマトンボと似ているが、腹部第7節背面の黄色斑が大きく、正中線に沿って後方へ伸びることなどで区別できる。
分布 北海道、本州、四国、九州。
◎府内の分布区域
府内全域。丹後地方・福知山市・園部川・鴨川・宇治川・木津川などの記録がある。
◎近似種との比較
コヤマトンボは府内各地で見られるが、ヒナヤマトンボは八重山諸島に分布する。
生態的特性 河川の中流域が主な生息域で、きれいな水が流れている砂底の清流を好み、幼虫は砂底に潜って生活する。成虫は5月頃から羽化を始め、6〜7月頃成熟し、8月末まで見られる。
生息地の現状 砂泥底の中流域は生活廃水などで汚れ、川底はヘドロが溜まり酸欠状態になっている。
生存に対する脅威 本種の生息に適した環境は、河川の中流域できれいな水が流れており、砂または砂礫底になっている場所だが、そのような環境そのものが減少している。
必要な保全対策 園部川には現在も少ないながら生息しているが、河川改修や生活廃水による水質汚染がみられ危機的状態にある。本種のようなトンボを保全する上で重要なことは、自然に近い河川環境を維持することである。早急に下水道を整備するとともに、自然の環境に配慮した計画的な河川管理が必要である。

文献:石田ほか(1988) 関西トンボ談話会(1984) 笹川(1980) 杉村ほか(1999) 
執筆者:藤井 恒 
最終更新 2008.3(環境省カテゴリー変更)
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