山田断層崖　　

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山田断層崖　やまだだんそうがい

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項目の解説.....

分類	変動地形
細分	地震断層
地域	与謝郡野田川町字上山田

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京都府カテゴリー

消滅危惧

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項目の解説.....

選定理由

京都府の自然を代表する典型的かつ貴重な地形。

概要

丹後半島山地の南東縁を境する比高100m～300mの明瞭な断層崖。山田断層崖の背後の山地は高度200～300mの定高性のある山地で、断層崖下には山地から流れ出す小河川の複合扇状地が見られる。断層崖は活断層が地震を伴って繰り返し運動し、上下方向の変位が累積した結果形成されたものである。昭和２（1927）年３月７日に発生した北丹後地震の際には、地震断層が断続的に約８kmに渡って出現し、上山田付近で山地側が70cm隆起し右横ずれ80cmの変位が生じた。1985年、地質調査所によりトレンチ調査が行われ、60cmの縦ずれ変位を持つ逆断層が観察された。そして、4500年前以降では1927年地震の変位のみが見られ、その活動周期は4500年以上とされた。山田断層帯は、宮津市の天橋立基部の江尻付近から、岩滝町、野田川町の下山田、上山田を通り、四辻付近でやや走向を変える。さらに東北東～西南西方向に岩屋から、兵庫県に入って中藤断層と続く。総延長は約25kmに及び、京都府北部では最大規模の活断層系を構成している。北丹後地震時に変位した地形は、整地などにより現在ほとんど確認できない。

文献：岡田・松田（1997）　植村（1985）　佃・杉山ほか（1993）　岡田ほか（1994）　
執筆者：山脇　正資

2.5万分の１　四辻・宮津（×0.5）

上山田におけるトレンチ壁に現れた山田断層

山田断層崖

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