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建築物のアスベスト対策について

アスベストとは

アスベストと生活


 アスベストは、天然に産出する綿状・繊維状の岩石で、ギリシア語で「不滅のもの」を意味し、あらゆる面で安定な物質です。
 すなわち、羽毛のような手触り、絹のような光沢をもちながら、グラスファイバーに匹敵する強さをもち、そのしなやかさと対照的に燃えず薬品に侵されず、熱や電気に対する絶縁性や防音性も高いという多くの優れた特性をもっています。
 そのため、産業的価値が非常に高く約3,000種類の製品となって私たちの身のまわりをとりまいています。

【出典:地下水汚染とアスベスト 北條康司 著】


アスベスト主要3種

    

白石綿(クリソタイル)    青石綿(クロシドライト)    茶石綿(アモサイト) 

【出典:国土交通省パンフレット「建築物のアスベスト対策」】 


アスベストと健康

 アスベストは呼吸器から吸入されると、長い繊維(5~100ミクロン)は終末気管支に留まって、そこから気管支壁を突き破って進入し、胸膜下へ移行し蓄積します。そこで食細胞が作用して、数日後には鉄を含むタンパク質によって覆われます。短い繊維は吸入後、喀痰として排出されますが、一部は食細胞にとりこまれ肉芽腫の中心となって周辺に繊維化がみられます。口から摂取されたものは、消化管を貫通して腹膜に到達します。
 アスベスト労働者の観察によると、アスベストの人への障害は、アスベスト肺、肺ガン、胸膜・腹膜の悪性中皮腫が主なものです。
 平均的国民とくらべてアスベスト労働者が何倍くらい死にやすいか、死亡率が高いかをみると、死亡率全体としても高く、ガン、特に肺ガンの危険が高くなっています。アスベスト肺は塵肺症の一種でアスベスト労働者に見られる特有の呼吸障害です。
 肺ガンはアスベスト肺と合併して発生することが多く、アスベスト肺よりも長い暴露期間(20年以上)を必要とします。アスベスト肺ガンは一般の肺ガンと比べると早期発見がむずかしく、治りにくいといわれています。
 その他のガンとしては、消化器系のガン、喉頭ガン、口腔・咽頭ガン、腎ガン、皮膚ガン、前立腺ガン、脳ガンの死亡率が平均的国民よりも高くなっています。

【出典:地下水汚染とアスベスト 北條康司 著】

 

【出典:国土交通省パンフレット「建築物のアスベスト対策」】

 

アスベスト対策の必要性

 アスベストはその優れた特性から、これまで建築材料として様々な形で使われてきました。しかしながら、アスベストは、その繊維を吸入することにより、長期間を経てからアスベスト肺、肺ガン、胸膜等の中皮腫といった重大な健康被害を引き起こすおそれがあるものであり、現在では建築物にアスベストの飛散のおそれのある建築材料を使用することは禁止されています。

 一方、過去に建てられた建築物においては、吹付け材にアスベストが含まれている場合があり、露出したまま放置しているとアスベストが飛散するおそれがあります。このため、露出した吹付けがされている建築物については、アスベストの有無について分析調査を実施し、アスベストの飛散のおそれのある場合には、早急に対策を講じる必要があります。

 民間建築物については、アスベストを含んだ吹付け材が使用されていた時期である昭和31年から平成元年までに施工された大規模な建築物について、アスベスト等の有無を調査したところ、全国の16,345棟で、アスベストを含んだ吹付けがされていることが判明しています(平成22年9月16日現在)。

 このうち、建築基準法に基づく指導により、アスベストを含んだ吹付けを除去する等の対応をした建築物は、10,724棟(平成22年9月16日現在)となっていますが、引き続き露出した吹付けがされている建築物については、分析調査の実施及びアスベストの飛散のおそれがある場合の対策工事の実施が必要です。

  (参考)国土交通省発表:民間建築物における吹付けアスベストに関する調査結果について 

 

アスベスト含有吹付け材の例

吹付けアスベスト

 

 

 アスベスト含有吹き付けロックウール

 

 アスベスト含有吹き付けバーミキュライト

 

 アスベスト含有吹き付けパーライト

 

 【出典:国土交通省パンフレット「目で見るアスベスト建材」】

 

建築物のアスベスト対策

 一般の民間建築物のアスベスト対策の概要については、次のパンフレットをご覧ください。

 

アスベスト含有建築材料

 アスベストを含んだ建築材料については、次のパンフレット及びデータベースからご確認ください。

 上記のデータベースから得られる情報のみでは、完全にアスベストの含有を確認することはできません。吹付け材があり、上記データベースに載っていない建材については、アスベスト専門の分析機関にて分析検査を実施する必要があります。

 なお、吹付け材以外に、ボードなどの成形された材料もあります。成形材料は、吹付け材に比べ飛散のおそれが低く、建築物に通常使用されているだけであれば健康被害にはほとんど影響ありません。ただし、建築物の解体等の作業時には、成形材を手作業で解体し、含有するアスベストが飛散しないように注意する必要があります。

 

吹付け材のアスベスト含有の有無に係る調査方法

 調査方法については、次の資料とホームページを参考にしてください。

【出典:国土交通省パンフレット「建築物のアスベスト対策」】

吹付けアスベスト等飛散防止対策


 アスベスト等飛散防止対策については、次のホームページをご覧ください。

全国の除去工事等施工者は次のホームページからご確認ください。

【出典:国土交通省パンフレット「建築物のアスベスト対策」】


 吹付けアスベスト等除去工事の費用の目安は次のホームページを参照ください。

除去工事等に係る参考図書


 

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このページに関する問い合わせ先

京都府 建設交通部 建築指導課
  建築防災・安全担当

   TEL 075-414-5346
   FAX 075-451-1991
   E-Mail kenchiku@pref.kyoto.lg.jp


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