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システム設計科では、6月11日(木)にグランフロント大阪で行われた「組み込み総合技術展 関西(ETWest 2015)http://www.jasa.or.jp/etwest/(外部リンク)」を見学しました。「組み込み総合技術展」は、組み込み業界が注目する新成長産業分野に関する最新技術情報や製品を一堂に集め、技術者や開発者に情報発信する目的で開催されています。
訓練生は、組み込み機器や製品のデモを見て、どのような技術が利用されているか興味をもったようです。なかには、自分でデモのような製品を作ってみたいという訓練生もいました。
今回の展示会見学で、今後の就職活動や訓練へのモチベーション向上につながったようです。
以下、訓練生の感想です。
・特に興味をもったのは、モバイルアプリについてでした。開発過程を簡単に説明した図があり、どのような順序でシステム開発がなされているのかわかりました。ひとつの商品を作るのには、膨大な時間と人数も必要なんだなと改めて知りました。
・実際にブースを回り様々な最新技術を近くで見ることで、全く未知の技術や、雑誌やテレビだけでは得られない有益な情報を得ることができ、就職活動にも活かすことができると感じました。
・興味を持ったところはピンポン玉を打ち上げていた所でした。話を聞くと、ただ打ち上げているのではなく、打ち上げたピンポン玉をセンサーで感知して、それをコンピューターで処理してタイミングよく打ち上げているようでした。自分でも出来たらいいなと思いました。
5月8日(金)
機械加工システム科の訓練生と指導員で、京都府久御山工業団地にあるKTC(京都機械工具株式会社)の工場とものづくり技術館、 コカ・コーラウエスト株式会社の工場見学に行きました。KTCの工場では、専門校で訓練に使っている工作機械が実際に現場で使われている様子と、ものづくりの現場が職人の技に支えられている姿を見ることができました。KTCものづくり技術館では、汎用工具や専用工具が3000点も展示されており、国内最大規模を誇るものでした。
コカ・コーラウエストの工場では身近なコカ・コーラの製品がどのような過程を経て製造されているのか、訓練生たちはたいへん関心を持って工場見学をしていました。
多品種生産に対応するため各工程に人間の手が入っているKTCと、少品種大量生産でほぼ完全オートメーション化されている機械を管理する業務のコカ・コーラウエスト。この対照的な2つの工場見学が、訓練生の就職選択における一つの指標になれば幸いです。
KTCものづくり技術館見学の様子 ものづくり技術館で展示されていた絶縁体工具
ボトリングされたコーラ コカコーラ工場見学の様子
建築科は連休の5月6日に神戸コンベンションセンターで開催された全国削ろう会神戸大会に見学に行きました。
削ろう会とは建築・木工関係の職人や、その工具を作る鍛冶・手道具の職人が全国から集まり、鉋による薄削りを競い合うものです。その厚さわずか数ミクロンの鉋削りの最高峰の技能と技術を間近で見ることにより、仕事内容への理解や訓練意欲も高まったようです。
また、伝統木組みの実演や鉋削り体験、継手実演、左官体験等、建築技能に関する多くの要素を同時に見学でき木造建築の専門知識を広げることもできました。
競技会場の様子 競技者による鉋削りの様子 決勝会場
4ミクロンの鉋くず 会場での鉋の販売
訓練生の感想
・現在の自分からするとここまで精度が出せるのかと、軽くめまいを起こすほどの衝撃でした。少しでも技術が向上できるよう、精進を続けなければと強く思い直しました。
・今回の見学で、改めて技術の奥深さ、道具の手入れ・整備の重要さ、木材の美しさを感じて、これからもより意識を高く持って励んでいきたい。
・鉋を削る単純な作業の奥深さを知りました。
・想像していたよりも面白かった。大工に対して今までよりももっと知りたいと思うようになりました。
・基本的に刃物はどれも綺麗で、自分自身のものはまだまだだなと実感した。
5月1日(金)
メカトロニクス科は1、2年合同で安全・快適・効率的な職場を作りを目指す、大阪市生野区にある枚岡合金工具株式会社様への見学と、日本橋電気街へロボット部品の情報収集に行きました。
枚岡合金工具株式会社様は国内最先端の3S(整理・整頓・清掃)に取り組まれており、訓練生も熱心に説明に聞き入っていました。
見学後は日本橋電気街へ移動し、相撲ロボットに使用する電子部品の情報収集を行いました。
受講風景 事務所見学 全員で10分間の床磨き
古芝会長と記念撮影(1年) 古芝会長と記念撮影(2年)
訓練生の感想
メカトロニクス科2年 R.M
見学先でまず感じたことは、社員一人一人が誇りを持って3S活動に取り組まれていることだった。工場内は非常に綺麗で、皆が生き生きとしていて、自分たちで切磋琢磨しながら活動されている雰囲気を感じた。
上司が自ら実践し、その意気込みが社員の方々へと広がり、みんなで会社を良くしていこうという気持ちが伝わってきた。
就職を控えたこの時期に、このような会社を見学できた事は非常に良かった。
将来、自分の就職先でも、3S活動を通じて雰囲気を良くしていける人間になりたいと考えるようになった。
メカトロニクス科2年 R.H
事前に見学先について調べたとき、徹底した3S活動でテレビにも出ておられると知り、とても興味を持った。講話の中で「良い現場は最高のセールスマン」という言葉が特に印象に残っている。
3S活動によって職場が清潔になれば、効率が上がるだけでなく、取引先への印象もよくなり、それが仕事へとつながるということである。
仕事をする上で3S活動は必要不可欠であることが分かった。資料の整理や工具の整頓など、就職に向けて身近な事から始めていきたい。
メカトロニクス科1年T.M
今回の見学では、多くの発見と感動があった。それらは長年の創意工夫、日々の努力、常に各従業員が意見を出し合い改革してこられた結果であることを様々な部分で見受けることができた。
普通なら同じ道のりを辿らなければ得らない事を、見学させて頂けたことは大変幸せな事だと思う。
今回の体験を活用し、自分自身の成長につなげたい。
メカトロニクス科1年T.N
3Sの整理・整頓・清掃は、社員全員でひとつの方向に向かうという意味でも、ものづくり企業にかかわらず、快適で効率的に仕事をするのに必要なことだと感じました。
「守ることを決め、決めたことを守る」「ビジョンをしっかり持って継続する」などの人間力を養うことにもつながる3S活動。
製造業界での就職、その後の人生も考えて、もう一度3Sについて見直していかなければならないと思いました。
5月1日(金)
今回は、就職後に社員同士で行われる親睦会を想定した野外訓練を行いました。京都市動物園を訪問し、グループで園内の動物を見て回ることで訓練生同士の交流を深めました。晴天にも恵まれ、普段以上に訓練生同士のやり取りが行われていました。今回の訓練で得た経験をこれからの訓練や日常生活、就職後の活動に役立ててくれることを期待します。
訓練生感想
・グループによる会話になった時には、あまり自分から何かを話し出すということが出来ませんでした。今後は自分から自主的に話しかけるということを意識していきたいです。
・動物たちを皆で感想を言いながら見て廻るのが楽しかったです。寝ている動物もいたけれど、それぞれの特有の動きが見られて良かったです。
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