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株式会社笹屋伊織(京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業等を紹介するページです。

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ブランチ松井山手に和カフェOPEN!!

掲載日:令和元年6月6日 (聞き手・文:ものづくり振興課 丸山)

株式会社 笹屋伊織 田丸みゆき

株式会笹屋伊織(外部リンク)の田丸女将にお話をおうかがいしました。

カフェ外観1

-先日、京都伊勢丹に新ブランドをオープンされたばかりですが、今度は和カフェをオープンされたのですね!

田丸)はい。笹屋伊織プロデュースのカフェは、大丸京都店にIORIカフェがありますが、今回は京都府南部・京田辺市にカフェを構えることになりました。5月18日にオープンしてから、好評いただいておりたくさんのお客様が訪れてくださっています。

カフェ外観2

-大丸京都店のIORIカフェと同じコンセプトですか?

田丸)和菓子を身近に感じていただけるよう、若い女性向けの和カフェという点では、同じですが、松井山手のIORIカフェは、さらに健康と美容を意識して、最初に提供するお水は電解水素水にするなどの工夫をしています。

-カフェにいながら、和菓子も買えるのですか?

田丸)はい。店舗を併設して、カフェでお茶をしながら笹屋伊織の和菓子を選ぶこともできます。和菓子屋さんに気軽に入店するというイメージはあまりないですが、カフェなら気軽に入店できますよね。カフェと店舗を併設することで、和菓子を身近に感じていただけるようにしています。「とっておきの京都スイーツで過ごす和カフェ時間」がカフェのコンセプトです。

 メニューの一部

和菓子屋が挑む産学連携という付加価値

-IORIカフェオープン、新ブランド立ち上げと、常に挑戦をされていますね!

田丸)先日とりあげていただいた新ブランド十代目伊兵衛菓舗(https://judaimeiheekaho.com/(外部リンク))では、「新しい挑戦」をさらに進めています。最近では、京都府立大学、精華町と連携して「洛いも」を使用したスイーツの新商品開発を行いました。

洛いもカップスウィーツ

-「洛いも」ですか!知らなかったです。

田丸)精華町の特産品です。一般的ないもよりも粘り気があるので、ケーキに盛り込んだらもちもちした食感になると思い、パウンドケーキやカップケーキにしました。しっとり食感のパウンドケーキに、洛いものなめらかな食感。アクセントのくるみが口の中で軽やかに美味しさを包み、ドライクランベリーの程よい酸味が味わいを引き立てます。

洛いものパウンドケーキ

-とても美味しそうですね!

田丸)非常に好評で、売り切ってしまいました。洛いもの収穫時期も終わってしまったので、作りたいけど製造できない状況です。今回の経験をもとに、今後たくさんの大学や地域と連携して、和菓子をきっかけにした挑戦を続けていきたいです。

 

ふしみ美人プロジェクトで地域に貢献

ふしみ美人ロゴマーク

-新しい挑戦の中にあるのが、ふしみ美人プロジェクトの参画でもあるのですか?

田丸)そうですね。何百年も菓子屋を続けてこられたのは、笹屋伊織の御菓子を購入してくださる顧客あってこそです。そして、地域の支えがあって、今があると感じています。弊社が利益を上げることで納税にも貢献することができますから、それ自体も社会貢献だとは思います。ただ、地域にダイレクトに何かできないかなという思いはありました。一社で寄付をする、貢献活動をするというのは、微々たる力かもしれませんが、こうしてたくさんの企業で集まって、みんなで地域を活性化しよう!という思いで、参加をしました。

琥珀羹「よひらの花」

-ふしみ美人プロジェクトのために、新しい商品を開発されたのですか?

田丸)はい。あまり知られていませんが、伏見は寒天発祥の地なので、寒天を使った琥珀羹のお菓子を作りました。琥珀羹ならではの透明感を生かし、季節の情景を表現しています。夏向けに作った意匠は、菓銘を「よひらの花」と名付けました。よひらの花とはアジサイをの異名で、花弁が4枚であることからそう呼ばれるようになりました。雨の中、優しい色彩を放つアジサイの美しさをお愉しみいただけます。

-見た目も綺麗で、伏見にちなんだ思いも込められているのですね!

田丸)この御菓子は、笹屋伊織の本店と自社サイトで購入できるようにする予定です。ゆくゆくは、ふしみ美人ブランドとして店舗を構えたいですね。お土産品としてもそうですが、伏見地域の人にも注目してもらえるとうれしいです。

 

これからも、様々な取組みを応援しています!

 

京都イオリカフェ 松井山手店http://www.iori-cafe.com/menulist/

住所 京都府京田辺市山手中央3-2

電話番号 0774-64-0018

駐車場

 

 

学び続け、進化し続ける創業300年の老舗和菓子屋【笹屋伊織】

掲載日(平成30年12月20日、聞き手・文:ものづくり振興課 丸山)

 

株式会笹屋伊織(外部リンク)の田丸女将にお話をおうかがいしました。

 

―笹屋伊織さんは、創業何年になりますか。

創業302年、主人である今の社長が10代目になります。

―長い歴史ですね。継続している秘訣は何かありますか。

たくさんありますが、その中の一つに、変わり身の早さ、勉強熱心、そしてあきらめないことが大切かと思います。

―老舗で、変わり身が早いって難しいことですね。

過去にとらわれないことは難しいです。老舗なので先代たちから受け継がれたことを変えていくことへの不安はありますが、笹屋伊織はいち早くホームページの作成や通販を取り入れ、和カフェも展開してきました。

田丸の家は代々体育会系のスポーツマン。社長はいつも、「周囲の様子を見てから真似るのではなく、1番にやることに価値がある。」と言います。

むしろ、嫁に入った私の方が、新しいことをするときに京菓子屋としてのブランドがおちるのでは、との懸念を抱いてしまうくらいです。

「女将の部屋」から学ぶ、和菓子の世界と魅力

―「女将の部屋」っておもしろいですね。

ホームページを立ち上げた時、「女将の部屋」と題して、お菓子の事を発信していきたいとの思いがありました。

大阪から和菓子の老舗に嫁いだからこそ見えた、京都の歴史や和菓子の深さ、面白さを伝えたかったのです。しかし、老舗の京菓子業界は男性社会で、女性は表に出ることはない社会でしたので、お菓子屋の奥さんは「女将」とは呼ばないのです。そんな中で、私が「女将」と名乗るのはのれんの価値を下げることになるのでは、とずいぶん心配しましたが、社長に相談しましたら、大賛成してくれました。京菓子の世界で「女将」と名乗り、講演活動をしているのは、私が初めてです。今は、私の活動の幅が広がりましたので、2016年に著書「愛される所作」の出版の時期に合わせて、私の公式ホームページ(外部リンク)を作りました。

 

―笹屋伊織の代表銘菓、「どら焼」の歴史を教えてください。

江戸時代末期、五代目笹屋伊兵衛の時代に、御用達をさせていただいていた東寺のお坊さんより、副食になるお菓子を作って欲しいと依頼を受けたのが始まりです。お寺でも焼けるようにと、銅鑼の上で焼いたことから「どら焼」と名付けました。

―本当にどらで焼いていたんですね!

はい。お寺のお坊さんの副食がわりとして作っていたものなので、卵など動物性の物は入っていません。

また、日持ちが良いように殺菌作用がある竹の皮で包んでいます。

―いつから一般に販売するようになったのですか。

弘法大師のご命日21日、東寺のご参拝客に販売するようになったのがきっかけです。

それまでは東寺のみに納めていたのですが、いつの間にか噂が広がり、お問い合わせもいただくようになったので、一般販売するようになりました。

しかし、手間ひまがかかるどら焼は毎日作ることができないので、弘法大師の月命日である21日の弘法市の日だけ販売することにいたしました。

現在は、21日だけではなく、前後も入れて3日間限定で販売をするようになりました。東寺さんでは、今でも境内の外で販売しています。

新ブランド「十代目伊兵衛菓舗」がJR京都伊勢丹に12月5日オープン

―笹屋伊織の新ブランド立ち上げ、おめでとうございます。

ありがとうございます。京都伊勢丹の地下一階が大幅リニューアルしまして、京都文化を発信するフロアになりました。

―笹屋伊織ではなく、新しいブランドを立ち上げたのは、なぜですか。

若い世代をターゲットにして、洋菓子を買うような感覚で手に取れる商品を開発しました。笹屋伊織に、昔からある商品も、パッケージを変えて現代風にしています。

―歴史を守りながら、革新も行っているんですね。

 職人たちの創作意欲が生み出す、楽しくも新しい世界を届けます。

枠にはまらない、だけど京菓子の持つ「美意識」や「技術」は最大限に生かして。京都の新しいお土産になることで、もっと京都を発信したい。

そんな想いも乗せて、オープンしました。


300年を超える老舗の技を今に伝える和菓子職人たちの新たな挑戦、今後の展開がとても楽しみです。

株式会社 笹屋伊織 (本店:京都府京都市下京区七条通大宮西入花畑町86)
電話番号 075-371-3333

【笹屋伊織ホームページ】 https://www.sasayaiori.com/(外部リンク)

【十代目伊兵衛菓舗ホームページ】 https://judaimeiheekaho.com/(外部リンク)

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp

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