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日本タブレット株式会社 (京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

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黒ショウガエキスHSP10(日本タブレット株式会社

(掲載日:平成28年1月15日、聞き手・文:ものづくり振興課 足利)

 日本タブレット株式会社の横山常務取締役様、宮本取締役、藤川取締役、研究開発部の林さん、営業部の金森さんにお話をおうかがいしました。

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京都では数少ない健康食品受託加工 

-まず、御社の事業と業界の概要を教えてください。

横山) タブレット(錠剤)をはじめとする健康食品の受託加工を行っています。健康食品市場は現在約1.5兆円で引き続き伸びており、新規参入も多く、同業他社は国内でおよそ200社程度かと思いますが、京都では珍しいです。当社のビジネスモデルとしては、企画・開発から試作、本格生産まで一貫した品質管理体制のもと、小ロットから大ロットまで幅広く対応しています。

-企画・開発から頼まれるケースは、どのくらいありますか?

横山) 大手メーカーがというより中堅通販会社が多い業界事情もありますが、当社の場合は8割以上が、企画からの受注です。大手メーカーからの依頼であっても、コンセプトもしくは使用する素材は決まっているものの、それをどうしていくかは一緒に考える、といったケースも多いです。

どこもできない有効成分100%タブレットを実現!

-同業他社との違いや強みについて知りたいのですが、営業はどうされていますか?

宮本) 営業の場面では「これまで実現をあきらめて眠っている企画はありませんか?」へ声をかけていくこともあり、お困りごとやお悩みについて聞きせて頂きます。そうして企画のリバイバルや製品設計のリニューアルをした例も数多いです。

-差支えない範囲で、実例を紹介していただけますか?

宮本) 例えば、普通はタブレットの成形には賦形剤(成形の向上や服用を便利にするための添加剤)が用いられます。成形のしやすさという作り手側の都合で賦形剤は増えてしまう傾向にありますが、エンドユーザーにおいては、求める有効成分を得るために摂取するタブレット数が増えてしまうということになります。食卓にサプリメントがどっさりで「サプリメントだけでお腹いっぱい」なんてケースも出てくる恐れがあります。そんな中、当社は独自の技術とノウハウで出来る限り賦形剤を使用しないで機能性素材が高含有になる配合設計を考案させて頂いています。1日の摂取目安量が10粒のサプリメントを製品設計から見直しをさせて頂き、機能性素材の含有量は減量しないで1日摂取目安量を10粒から8粒に、しかも飲みやすい小型の錠剤化に成功、そして価格ダウンまで行った製品もございます。これは当社の方針の「お客様の理想をカタチに・・・よりピュアなものを」を実現した代表的な例と云えます。

機械も原料も熟知しているが故の提案型営業

-なぜ、御社ではそんなことが実現できたのですか?

宮本) まず1つは、古くから成形用の打錠機の特性を理解し改造部品など自社開発してきており、機械の能力を熟知しているということが挙げられます。創業者が打錠機メーカー出身であることから単なるオペレーターの育成ではなく構造を理解させた上での機械担当者の育成に力を入れてきたことも関係していると思います。現在では打錠機メーカーからOBも数名入社していますし、機械のメンテナンスも社内で行っています。もう1点は、取扱う原料に対しても熟知しています。価格だけではなく、安全性、品質の安定性、成分の含有度に加えて剤型に対する特性の理解など独自の選定基準を設け常に適切で質の良い原料を選択・提案ができる仕組みを作っています。実は今回、受託加工の当社が自社商品に取り組んでいるのは、タブレット等の加工ではなく、機能性原料の領域です。

黒ショウガに着目した自社商品開発

-「黒ショウガパウダーMF5」と「黒ショウガエキス HSP-10(ハイスペック10)」とはどういったものですか?

金森) よく「黒ショウガってショウガを発酵させてるの?」と聞かれることがあるのですが、黒ショウガはショウガとはまた別のものでして、ショウガにはジンゲロール等の成分が含まれていて、食べたら体が温かくなったりしますが、黒ショウガは、別名黒ウコンとも呼ばれ、10種類のメトキシフラボンという生理活性物質が含まれています。

林) 当社では、メトキシフラボンについて研究を進めており、例えば、痛風、動脈硬化等に期待できる研究成果を挙げていますし、4種類のメトキシフラボンでは筋肉増強が期待できます。

-いきさつはどういったことでしょうか?

宮本) 黒ショウガの黒色の部分は、ブルーベリーなどで有名なアントシアニンという成分になります。一般的に、太陽などの紫外線などに対する抗酸化成分として植物の地上部分に含まれるものが多い中、黒ショウガは土の中のものだという点で珍しく、純粋に研究対象として興味を持ちました。研究を進める中、ショウガともウコンとも異なる黒ショウガ特有の生理活性成分がみつかり、それがメトキシフラボンというフラボノイドであることが判りました。黒ショウガの原産地タイでは古くから民間療法として使用されていることが現地で聞き取りをしているなかで分かり、それにはきっとこのメトシキフラボンが作用しているのではないかと考え、大学との共同研究を始めました。メトキシフラボンが高含有の植物は、今日まで黒ショウガ以外には確認されていないこともあり研究素材として非常に魅力ある素材と考えています。

-営業部長でらっしゃいながら、原料素材の仕入先の開拓までされるのですか?

宮本) 日頃、製品加工において原料メーカー様に厳しいことも申しているので、自分たち自身には更に厳しくしないと、という思いです。その為、黒ショウガの乾燥チップをタイから輸入して製品を作るのですが、現地に足を運んでいろんなショウガ農家を回り栽培農家を厳選しました。

京都の原料で、京都を健康に!

-最後に、今後取り組んでいかれたいことは何ですか?

宮本) 京都の資源を生かした製品を作りたいです。京都以外の地域から、地元の材料を使えないかという相談はよくあります。健康食品を行政・地域が積極的に導入して地域の社会保障費が抑制されたという事例も出てきていますし、それが地域産の製品により実現するなら、より素晴らしいじゃないですか!

 

 

 とても積極的な同社の皆さん。今後の展開が大変楽しみです!

 また、新しい素材とのコラボレーションを常に模索されていますので、ご関心のある方はぜひ同社にお声かけください! 

 

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp

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