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平成24年度第1回京都府公共事業評価に係る第三者委員の概要について

平成25年2月7日 
京都府建設交通部 
指導検査課 
075-414-5221 

平成24年12月27日に開催された平成24年度第1回京都府公共事業評価に係る第三者委員会の概要は、下記のとおりお知らせします。

日時

平成24年12月27日(木曜)午前9時30分から11時30分まで

場所

京都平安ホテル「朱雀の間」

出席者

  • 京都府公共事業評価に係る第三者委員会委員
    小林潔司委員長、黒坂則子委員、添田五朗委員、村上章委員、深町加津枝委員
  • 事務局
    建設交通部 技監(土木担当)、理事、担当課長ほか

議事内容

対象事業

山手幹線(やまてかんせん)(三山木(みやまき))地域自主戦略交付金(街路)事業 
(府南部地域のバイパス道路を整備する工事)

  • 評価種別 再評価
  • 事業種別 道路
  • 事業主体 京都府
  • 施工箇所 京田辺市

一級河川桂川(かつらがわ)広域河川改修事業
(河川の浸水被害を防止する工事)

  • 評価種別 再評価
  • 事業種別 河川
  • 事業主体 京都府
  • 施工箇所 亀岡市~南丹市

結果

  • 対象事業の再評価に係る京都府の方針案(継続)について、各委員から妥当との意見をいただいた。
  • 河川整備計画(由良川下流圏域、木津川圏域、桂川下流圏域)について、報告された。

傍聴者

1名

(参考)委員会での主な意見

山手幹線(三山木)地域自主戦略交付金(街路)事業

(委員)良好な環境の形成及び保全に関し、道路のデザインについて具体的に考慮していることは何か。
(道路建設課)事業地の街路樹にケヤキを植え、周辺街路樹と統一的な調和を図るなどしている。
(委員)有効利用する残土については、どこから持ってくるのか。
(道路建設課)近くの三山木普賢寺線改良工事の発生土を使用する予定。
(委員)平成42年の推計交通量はどのようにして算出しているか。また、同志社山手地区の推計交通量が隣接箇所に比べて8,000台程少ないがなぜか。
(道路建設課)国土交通省が算出している平成42年のOD推計量(出発地から目的地間の推計移動量)及び各道路への配分手法に基づき配分している。資料の台数は双方向の合計を示しているのでわかりにくいが、府道生駒井手線等の木津川を渡る東西方向の幹線道路等に交通量の一部が流れていると考えられる。
(委員)山手幹線の他の事業中区間はいつ完成するのか。
(道路建設課)平成27年度に完成予定。
(委員)山手幹線が完成しても想定どおりバイパス効果を発揮するだろうか。現道である八幡木津線の渋滞箇所が南部にずれるだけではないか。
(道路建設課) 平成28年度すぐに平成42年推計交通量まで増加するとは考えていないが、バイパス効果は発揮すると考えている。
 八幡木津線は現在2車線で、一般的に10,000台/日以内であれば2車線で十分と考えられており、将来交通量が予想どおり5,000~6,000台/日になれば八幡木津線は現状のままで問題ないと考えている。また、山手幹線は4車線で都市計画決定されており、一部暫定2車線整備区間が存在する中、交通量の変化を見極めながら、必要に応じて4車線化について検討していきたいと考えている。

桂川広域河川改修事業

(委員)洪水時の堤防の内部浸食の問題など、技術的に難しい点も多くあると思うが、桂川の堤防補強ではどのような検討を行っているのか。
(河川課)平成17年から数年かけて、高築堤区間については、ボーリング等による堤防点検を実施している。また、点検結果から対策が必要と判断される区間については、工事実施時に詳細検討を行い、順次対策を行っている。
(委員)平成19年のとき(前回評価時)は、対策を実施していなかったのか。
(河川課)平成19年時点では、堤防点検が終わったぐらいの時期で、事業としては、亀岡工区の当面計画完了に向け改修を進め、平成21年頃に一定の完了目途がたった。その後、詳細な検討を行い、取り組み始めている段階。
(委員)全体事業費のうち用地費の占める割合が非常に大きく感じる。桂川においては、築堤するような箇所が多いのか。
(河川課)基本的な河川改修は、河道を掘るか、堤防を引く(幅を広げる)か、堤防を嵩上げするか、の方法となる。本事業の下流部(亀岡工区)では、大規模な引堤を実施し、その際には民地を買収した経過があり、用地費のウエイトが高くなっている。
(委員)工法的に掘削や嵩上げでの対応はできないのか。
(河川課)桂川については、1/100確率規模を目標としており、比較的大規模なため堤防を広げる必要があった。
(委員)資料の写真から見ると、あまり景観に配慮されているようには感じられない。特に桂川や保津川などは、景観や自然環境への配慮が地域振興につながったり、世界遺産登録の動きもある中で、桂川全体としての景観デザインを計画を検討すべき。
(河川課)保津川かわまちづくり計画では、地域住民、NPO、亀岡市や土木事務所などが共同し、計画策定している。非常に大切な内容であり、今後考えられるものがあれば、対応していきたい。
 亀岡工区では、約43haの用地を買収し、河川改修を行っている。地元としても、非常に桂川には愛着を持ってもらっており、桂川に係る20~30名の検討委員をはじめ、年谷川の野橋立とよばれる松並木を復活させる活動なども行われている。府としても、護岸の工法等で出来るだけ工夫を行っている。
(委員)いい事例を見ると、治水を理解したうえで、景観 デザインを考えられる方もおられるので、そのような方の意見も取り入れていくことが大事。
  そして、日本の川100選などに選ばれるような川づくりをしていってもらいたい。
(河川課)景観は、地域の発展の起爆材にもなることから、今後考えていきたい。
(委員)建設発生土は築堤に使えるのか。河道内であれば、軟弱な土砂ではないか。
(河川課)現在大量に発生している建設発生土は、引堤によって得られた用地であり、河床の堆積土とは違うため、今のところは問題なく再利用できている。

 

評価資料

山手幹線(三山木)

お問い合わせ

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