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福祉施設のクラスター発生事例から学ぶこと

府内におけるクラスター事例は、医療機関や福祉施設でも発生しています。

クラスターが発生した施設では、施設内感染専門サポートチームの指導を通した検証によって、以下の課題が明らかになりました。

各施設におけるクラスター対策の参考にしてください。

福祉施設における課題

福祉施設におけるクラスター事例図(PDF:111KB)

入所系施設

グループホームや有料老人ホームでは陽性者等の部屋移動によるゾーニングが困難な場合がある。

入所者のADL(日常生活動作)が比較的高い場合、食堂に集合して食事すること、個室と食堂・居間との行き来が自由であること、浴室やトイレが共用であることなどにより、一度感染者が出れば感染が拡大する可能性がある。

高齢者等では明らかな病状を呈さないことや、症状を自覚しにくいことなどにより、健康観察が難しい。

医療職が常駐しない施設では、感染対策の核となる職員がいない。

通所系施設

通所者は自宅で生活しており、施設以外での感染、持ち込みの可能性がある。

複数の施設で勤務(ダブルワーク)する職員がいると、複数施設間で感染が拡大する可能性がある。

感染対策

食事や入浴介助などマスクを外して近接するケアで感染のリスクがある。

自施設でのゾーニングやPPE(個人防護具)着脱場所確保など具体的なイメージ化が必要である。

 

感染予防・職員の体調管理

休憩場所や更衣室を複数人で利用し、食事・会話している。

手洗い設備が離れている、換気が不十分など施設・設備上の問題がある。

休日の体調不良が施設に報告されない、体調不良であっても勤務継続など、職員や管理者の認識不足がある。

 

組織体制・教育・マニュアル

感染対策に関するマニュアルの更新ができていない、または周知不足である。

組織内の職員が講師となり、職員が専門的な研修を受ける機会が確保されていない。

危機管理体制、指揮命令系統の整備が不十分である。

職員のメンタル面に対応できるしくみが不十分である。

お問い合わせ

健康福祉部健康対策課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-431-3970

kentai@pref.kyoto.lg.jp