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京都府食の安心・安全行動計画(平成25年度~27年度)

-情報提供の強化と府民参画の拡大で「食」の信頼感向上-

策定までの経過

平成19年度から平成21年度までの第1次、平成22年度から平成24年度までの第2次の各行動計画においては、鶏卵・鶏肉のトレーサビリティシステムや、きょうと信頼食品登録制度の構築・推進、残留農薬等を検査する食品衛生監視の強化、消費者・事業者等が意見交換するリスクコミュニケーションの実施など生産から流通を経て消費に至るまでの食の安心・安全を確保する総合的な取組を実施し、おおむね目標を達成しつつあります。

一方、原子力発電所事故に伴う食品の放射性物質への不安、牛肉等の生食に伴う食中毒、産地偽装の続発、輸入食品への不安などに加え、インターネットなどによる情報が氾濫する中で、信頼することができる情報を取捨選択することが困難となっているため、食品の安全性に対する不安感が一層拡大していることから、これらの課題に対応し、食の安心・安全を確保する取組を強化することが必要です。

これらの課題を踏まえ、更に食の安心・安全確保に向けて着実な対策を実施するため、条例第5条の規定により行動計画(平成25年度~27年度)を策定します。

食を取り巻く現状及び課題

  1. 原子力発電所事故に伴う食品の放射性物質への不安の発生
  2. 情報の氾濫と情報の取捨選択が困難なことが不安を拡大
  3. 生食用食肉による食中毒、食品表示偽装、輸入食品に係る事件等の発生

計画の基本的な考え方

  1. 放射性物質に対する食品安全管理体制の強化
  2. 食の信頼感向上に向けた情報提供の強化と府民参画の拡大
  3. 監視・指導・検査の強化
  4. 安心・安全の基盤づくり

食の安心・安全に向けた取組の展開

  1. 放射性物質に対する食品安全管理体制の強化
    (1)放射性物質に対する安全管理体制の強化
    (2)放射性物質に関するリスクコミュニケーション等の強化
  2. 食の信頼感向上に向けた情報提供の強化と府民参画の拡大
    (1)情報提供の強化
    (2)リスクコミュニケーション等の強化
    (3)食育を通じた食品の安全に関する知識の向上
    (4)府民参画の推進
  3. 監視・指導・検査の強化
    (1)健康被害防止への対応
    (2)食品衛生管理対策
    (3)適正な食品表示対策
    (4)家畜伝染病の予防対策の徹底及び監視体制の確保
  4. 安心・安全の基盤づくり
    (1)安全な食品の生産・製造・加工及び流通の確保
    (2)安心感向上のための取組
    (3)環境に配慮した食品生産等

行動計画の管理・公表

条例に基づいて、毎年度、食の安心・安全行動計画に基づく施策の実施状況を取りまとめて、京都府食の安心・安全審議会の評価を得た上で、ホームページ等で公表します。

京都府食の安心・安全審議会の評価は、翌年度の取組に反映させます。

参考

京都府食の安心・安全推進条例(平成17年京都府条例第53号)

第5条知事は、食の安心・安全の確保に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための行動計画を定めるものとする。
2食の安心・安全行動計画は、食の安心・安全の確保に関する施策の目標及び内容について定めるものとする。
3~6略

添付ファイル

パブリックコメント実施結果(PDF:199KB)

京都府食の安心・安全行動計画(平成25年度~27年度)

【資料添付版】

お問い合わせ

農林水産部農政課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

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