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平成29年度 組換え遺伝子検査結果

遺伝子組換え(組換えDNA技術応用)食品とは、他の生物から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、その性質を持たせたい植物などに組み込む技術(遺伝子組換え技術)を利用して作られた食品です。現在、日本で流通している遺伝子組換え食品には、(1)遺伝子組換え農作物とそれから作られた食品、(2)遺伝子組換え微生物を利用して作られた食品添加物があります。

組換えDNA技術応用食品・食品添加物(いわゆる「遺伝子組換え食品等」)の安全性を確保するために、遺伝子組換え食品等を輸入・販売する際には、必ず国による安全性審査を受ける必要があります。審査を受けていない遺伝子組換え食品等や、これを原材料に用いた食品等の製造・輸入・販売は、食品衛生法に基づいて禁止されています。
府内においては、安全性が未審査の組換え遺伝子が府内に流通する食品に混入していないこと、また、適正な表示が行われているかを検査し確認しています。

平成29年4月から6月実施分

トウモロコシ「定性検査」
安全性未審査の遺伝子組換え作物が食品に混入するおそれがあるため、輸入され府内を流通するトウモロコシ加工品(5検体)を採取し、安全性未審査の組換え遺伝子「CBH351」の混入の有無について検査しました。
CBH351は、土壌細菌バシラス・スリンジエンシス由来の殺虫性蛋白質Cry9cの発現による害虫抵抗性と、ストレプトミセス・ヒグロスコピクス由来蛋白質PATの発現による除草剤グリホシネートに耐性の2つの特性を有しています。
検査の結果、5検体すべてで「CBH351」は検出されませんでした。

検体数 生産国
5 アメリカ産(5)

★大豆(定量検査)

安全性審査を経た旨公表されている組換え遺伝子「Roundup Ready Soybean」「Liberty Link Soybean」「Roundup Ready2 Yield」の3種類の含有率を検査しました。

分別生産流通管理されている大豆は、承認済み組換え遺伝子が5%以下の混入率であれば、意図的に混入したものではないとされ、組換え遺伝子に係る使用表示は不要となります。

検査の結果、すべての検体において組換え遺伝子が5%以下であり、食品表示法上問題ないことを確認しました。

検体数 生産国
5 カナダ産(4)、アメリカ産(1)

 

平成29年7月から9月実施分

★大豆(定量検査)

安全性審査を経た旨公表されている組換え遺伝子「Roundup Ready Soybean」「Liberty Link Soybean」「Roundup Ready2 Yield」の3種類の含有率を検査しました。

分別生産流通管理されている大豆は、承認済み組換え遺伝子が5%以下の混入率であれば、意図的に混入したものではないとされ、組換え遺伝子に係る使用表示は不要となります。

検査の結果、すべての検体において組換え遺伝子が5%以下であり、食品表示法上問題ないことを確認しました。

検体数 生産国
5 アメリカ産(3)、カナダ産(1)、中国産(1)

 

お問い合わせ

文化生活部生活衛生課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4780

seikatsu@pref.kyoto.lg.jp