丹後広域振興局

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魚が好きになってほしいために始めた一日一組限定居酒屋

 

スーパーや飲食点で並ぶ調理された魚ではなく、一匹丸々をさばいた経験ってありますか?
おそらくそうした方は、少ないのではないでしょうか。
こんなにも魅力的な魚や海が、認知されなくなりつつあるのは悲しいことです。
私は週に1回、1組限定で一般の人を呼んで、居酒屋を開催しています。
1組限定とすることで、ワンツーマンで会話ができ、関係性を深めることができるからです。
海や魚、漁業のことを少しでも関心を持ち、好きになってもらい「休日には海にいって魚釣りしよう」
「週末には、本藤さんの居酒屋で呑もう」と思ってもらえれば嬉しいです。
お金や仕事の縁だけでなく気軽に来てもらって繋がって行ければ良い、それが
きっかけで、漁業に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
また、奥さんに食べさせたい(子供を連れて)という思いもあります。
子育てが大変で美味しい魚を食べる機会がなくても、1組なので、他人の迷惑にならず子供を見守りながら、お酒を嗜むことが出来るからです。
私は密かにこんなことが、みんなと取り組んで行けないか模索しています。
一つは、海と山が連携して、山を切り開いて木材を利用し魚礁を作りたいです。
次に、魚礁で獲れたカキの殻を、燃やして肥料にすればそこから農産物が採れる。
そんな活動を農業、漁業、林業が一緒になってできたら楽しいだろうなと感じます。
他にも、素敵な取り組みとして、阿蘇海の「カキ殻大作戦」もその一つです。
大学と地元民と行政が連携して、阿蘇海に堆積されたカキ殻を回収する取り組みです。
これにより、アサリの魚礁が守られ失われてしまう資源を守ることが可能です。
このように、みんなが力を結束して資源ある海を守っていく活動をしたいと思っています。

お問い合わせ

丹後広域振興局農林商工部 農商工連携・推進課

京丹後市峰山町丹波855

ファックス:0772-62-4333

t-n-noushoko@pref.kyoto.lg.jp