阿蘇海環境づくり協働会議
京都府では、阿蘇海環境改善を目指し、覆砂事業などを行ってきましたが、さらに、地域住民の皆さんや関係団体および行政が連携を強化し一体となって、総合的な取組を進めていくため、平成19年5月に「阿蘇海環境づくり協働会議」を設置しました。
覆砂事業説明資料( PDFファイル ,397KB)
過去からの取組( PDFファイル ,178KB)
・阿蘇海と流域の環境についてのパンフレットをご覧ください。
阿蘇海の現状や汚濁の原因、水環境のために身近にできる工夫などを分かりやすく紹介しています。
阿蘇海・啓発パンフレット( PDFファイル ,1MB)
パンフレット簡易版チラシもあります。
阿蘇海チラシ( PDFファイル ,681KB)
阿蘇海の現状
阿蘇海は、外海との海水交換が少ない閉鎖性水域です。約半世紀の間に汚濁物質の流入・蓄積が進み、底質はヘドロが堆積した状態で、底層は無酸素・貧酸素状態になっています。さらに富栄養化でアオサが異常繁殖し、水際に漂着・腐敗することにより、悪臭の原因となる硫化水素が発生しています。阿蘇海に流入する主要な河川は野田川ですが、阿蘇海も野田川もここ数年環境基準を満たしていない状況です。
この阿蘇海の環境を抜本的に改善するために、今、阿蘇海と流入河川の地域全体で汚濁物質を流さない行動が求められています。
(写真説明:阿蘇海に流れ着いたゴミの様子)
・京都府による採水調査
京都府では、毎月、阿蘇海の水を採取し水質調査を行っています。
(保健所による採水の様子)
阿蘇海の底層部の水は、ヘドロと混ざり、黒く、腐敗臭もありました。
(阿蘇海の底層部から採取した水)
(表層部の海水)
また、水深を測定する器具で阿蘇海の深さを測った際には、たい積したヘドロにおもりが潜り込み、器具の先にヘドロが付着していました。
(器具の先に付着したヘドロ)
阿蘇海・野田川をきれいにするための取組
・浅水代かき実演会を開催しました
環境に配慮した農業を進めることで、阿蘇海・野田川への環境負荷を低減することができます。その一例となる「浅水代かき」実演会を与謝野町で開催しました。
(写真:丹後農業改良普及センターから阿蘇海の汚濁や浅水代かきについて説明。温江会場参加者約40名)
(写真:石川会場参加者約30名)
(写真:最新の代かきハローによる実演)
(写真説明:水環境への影響を測定するために水質検査も京都大学により実施)
浅水代かき資料( PDFファイル ,581KB)
・海洋生物を用いた阿蘇海環境改善技術の開発(海洋センター)
海洋センターでは、20年度からアサリの濾水能力や海藻・草の栄養塩吸収能力等を活用した阿蘇海の環境改善に向けた技術開発を進めていきます。
海洋センターの取組説明資料( PDFファイル ,423KB)
・岩滝小学校で阿蘇海の環境学習を実施
岩滝小学校では環境学習の時間にNPO法人丹後の自然を守る会の蒲田氏を講師に阿蘇海について学び、環境改善の取組を行っています。
(阿蘇シーサイドパークの水路にたい積したヘドロの様子)
(簡易な水質検査も実施しました)
(児童らによる環境改善の取組の様子)
・府立海洋高校の生徒がダイビング技術で阿蘇海環境改善にアプローチ
同校海洋工学科・海洋技術コースの3年生が、阿蘇海の調査を実施。ダイビング技術をいかして、阿蘇海の中の様子を実際に観察するとともに、アサリの敵であるヒトデ除去などを行いました。
(調査には溝尻漁協も協力)
(網にはたくさんのヒトデが入っています)
(ヒトデの入ったコンテナは大人2人でやっと持てるほどの重量)
・農業系フォーラム「農林業と水環境を考える集い」を開催(平成20年10月27日)
本会議学識委員の清水芳久京都大学教授による基調講演を始め、德地直子京都大学准教授(森林生態学)や森野真滋賀県農業技術振興センター副主幹(環境こだわり農業)によるテーマ別講演を実施。阿蘇海上流に位置する森林の保全管理の重要性や環境に配慮した農業の推進について考える契機となりました。
参考:「阿蘇海環境づくり協働会議」構成委員
(学識経験者)
京都大学、舞鶴工業高等専門学校
(地域関係団体・行政)
宮津商工会議所、与謝野町商工会、社団法人天橋立観光協会、与謝野町観光協会、天橋立を守る会、宮津市漁業協同組合、JA京都、宮津地方森林組合、宮津市自治連合協議会、宮津市連合婦人会、与謝野町区長会連絡協議会、与謝野町婦人会、府立海洋高等学校、NPO法人丹後の自然を守る会、宮津市、与謝野町、京都府
